日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

台風一過の通学

2011年11月07日 | エッセイサロン
2011.10.21 毎日新聞「はがき随筆」掲載

 台風で錦帯橋が流失した翌年、その下流の橋も流れた。橋の代わりは渡し舟。小学生は集団登校。初めのころは、舟が沈まぬかと恐れ、黙って身動きもせず、じっと座ったまま。舟は弧を描いて向こう岸に着く。6年生が先に降り、下級生の手を取って降ろした。

 後に仮橋が完成。船頭さんにみんなで「ありがとう」と言った。あれから60年余。増水した流れを見ると思い出す。その乗り場への道筋は宅地に変わり、当時をしのぶものは消えた。変わらぬのは、錦帯橋の下を通り抜け、流域に恵みをもたらす清流。永遠に続いてと願う。
 

・・・・・  ・・・・・ ・・・・・

  パソコンのないという生活も悪くはないかな、そんなことを少し感じたりもしましたが、 帰ってくると、パソコンは相棒の一人だ、そんなこと事を思いながらキーを打っています。

  休み中も沢山の方の訪問とコメントをいただいていました。
  これまでのペースには少し時間がかかりますが、これまで同様、よろしくお付き合ください。

  
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする