地元で発行される「総合雑誌 21世紀」は創刊から40年以上の歴史がある。掲載される内容は政治、教育、社会一般、科学、医学、文学、家庭、郷土史、趣味の9分野についてと多彩で、投稿は自由にできる。運営は会員からの会費と掲載の広告料のように思う。
投稿は市内在住の方が多いようだが、遠く関東在住の方の作品もあり読者層は広い。そんな雑誌の読後感を3年間書いた。きっかけは初投稿が掲載されたおり、それを読んだ知人と編集責任者の強い説得にくじけてしまったことだった。
編集者からの注文は「全編を読んでから書く」という1項目だけ。読むだけならさしたる苦痛はないが、読後感に繋げるとなると肩に荷をしょった感じになる。雑誌と名のつくもので掲載されたものを読破するのは大変だとつくずく感じた。
毎回3千字弱ほどの文章だが、読み直し打ち直し辞書を開きと苦闘した。それは取り上げた作品への思い入れと作者への敬意からだった、と今そう思う。その時は最善と考えた文字だが、印刷されたそれを目にして反省したことも多い。
思いもかけなかった読後感。「稚拙な文章を毎号掲載頂きほんとうにありがとうございました。私としましては、思いがけない光栄を頂き、また、いい思い出を残させていただきました」最後にこのような挨拶で読後感を終えた。各読後感を読み直して「何か一つ仕上げた」と感じているが、読後感の読後感は読んでいないので所詮は自己満足の域を出ていない。
次号からは一会員としてページを繰っていける。
投稿は市内在住の方が多いようだが、遠く関東在住の方の作品もあり読者層は広い。そんな雑誌の読後感を3年間書いた。きっかけは初投稿が掲載されたおり、それを読んだ知人と編集責任者の強い説得にくじけてしまったことだった。
編集者からの注文は「全編を読んでから書く」という1項目だけ。読むだけならさしたる苦痛はないが、読後感に繋げるとなると肩に荷をしょった感じになる。雑誌と名のつくもので掲載されたものを読破するのは大変だとつくずく感じた。
毎回3千字弱ほどの文章だが、読み直し打ち直し辞書を開きと苦闘した。それは取り上げた作品への思い入れと作者への敬意からだった、と今そう思う。その時は最善と考えた文字だが、印刷されたそれを目にして反省したことも多い。
思いもかけなかった読後感。「稚拙な文章を毎号掲載頂きほんとうにありがとうございました。私としましては、思いがけない光栄を頂き、また、いい思い出を残させていただきました」最後にこのような挨拶で読後感を終えた。各読後感を読み直して「何か一つ仕上げた」と感じているが、読後感の読後感は読んでいないので所詮は自己満足の域を出ていない。
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