日々のことを徒然に

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印籠通さぬ視聴率

2011年11月18日 | 生活・ニュース
           

天下の副将軍がちりめん問屋のご隠居となって諸国を漫遊し、勧善懲悪で見る者をスカッとさせる。決まった時間に印籠が出されるというパターンなのに、悪代官や越後屋のしょげぶりを見て安堵するのは何故だろう。

40年以上に渡って親しまれてきたその黄門ドラマが今年の12月で終わるという。いかに天下のご隠居といえども視聴率という関所は通り切れなかったようだ。平日の番組から時代劇がすべて消えるという。一つの時代の終わりなのだろうか。

テレビはデジタル化で番組が増えた。「出演者だけが楽しんでいるようなクイズやバラエティーが目につく」という批評がコラムに載っている。「ゴールデンタイムに知識や教養という要素が消えていく」と嘆く声を聞いた。その人は孫と一緒に黄門ドラマを見ているそうだ。

スポンサーにお願いしたい。黄門様も通れない視聴率という厚い壁はあるが、家族がそろって見れるような、そして社会モラルが向上するような内容の番組提供社になって欲しい。企業のイメージはきっと上昇する。

(写真:黄門さまの声が聞こえてきそうな武家作り)
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