みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

代償のささげ物

2020年01月22日 | レビ記

レビ記 5章14−6章7節

 火曜日は快晴の一日。朝は冷え込みましたが、日中は窓ガラス越しに陽射しが…。温室にいるようでした。きょうは「みことばの光的毎日」の誕生日です。2011年1月22日にこのブログはスタートしました。スタートしてまもなく東日本大震災が起こりました。

 この箇所では「代償のささげ物(賠償の献げ物)」についての規定が記されています。大きくは神のものについて損害を与えててしまった場合と、人のものをかすめたりゆすり取るという場合のことが言われています。神のものに損害を与えたならば代償のささげ物に加えて五分の一を加えるように、人のものに損害を与えた場合は、損害を与えたものを相手に返すとともに五分の一を加えるようにというのです。

 「神の聖なるものに関して」とは具体的にどのようなものなのでしょう。聖所の財産や祭司の財産が損なわれるようなことで、原因としてはささげ物が十分でなかったり、劣る物をささげたことにある場合です。「みことばの光」には、礼拝、ささげ物、主の畑での仕事、主からの賜物などが挙げられています。

 私たちには神からの賜物が与えられています。本来神のために用いるようにとして与えられたにもかかわらず、自分のために使っていることなどは、思い当たるところがあります。時間もその一つかもしれません。神にささげるはずの時間を人とのコミュニケーションなど他のことに費やしてしまうなどというのは、現代の信仰者が直面している大きな課題ではないかと…。

 代償のささげ物にキリストがなってくださったからありがたい、ということにとどまらず、生き方を問われます。


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