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ウディ・アレン監督『それでも恋するバルセロナ』

2011年01月02日 01時33分06秒 | 映画
ウディ・アレン監督『それでも恋するバルセロナ』をテレビで見た。
ウディ・アレンの映画は思いつきのように始まって、思いつきのように話が進み、そして思いつきのように終わる。今回の映画はとくにそうだった。
だから身構えずに気楽に見れるということはある。
今回も何が言いたいのだかよくわからないままに楽しく見られた。
スペインの男にひかれた二人のアメリカ女の話だったのが、どういうわけだかよくわからない芸術家の三角関係の話になり、一方で真面目な男との結婚前の不安を抱えた女の気持ちを描き、最終的にはピストルの発砲事件に巻き込まれるが丸く収まるという話だった。
へんな話だったが、こういうのもいいなと思った。何が言いたいのかはっきりしている映画よりもずっと良いと思う。
この映画のいちばんの謎は、いったいこの話は誰が語っているのか、というものだと思う。
語り手がいつか登場するのだろうと思い、ヴィッキーを映画に誘う青年が登場したときにこの青年だろうと思ったけど、違い、最後までそれっぽい人物は登場しなかった。語り手が登場しないにしては、登場人物っぽい語りだった。翻訳のせいなのだろうか。
音楽がスペイン風で、なかなか良かった。

新聞に平野啓一郎と姜尚中の対談が載っていて読んだ(うちの新聞ではなく妻の実家で)。
平野啓一郎はいつかNHKで話しているのを聞いて注目している。同世代ということもあり、言っていることがよく理解できる気がする。
気になりながらも本を読んだことはない。なんだか難しそうで。
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