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久保田競・田中宏暁『仕事に効く、脳を鍛える、スロージョギング』

2015年07月12日 23時16分45秒 | 文学
図書館で借りて、久保田競・田中宏暁『仕事に効く、脳を鍛える、スロージョギング』(角川SSC新書)を読んだ。
田中宏暁のほうはいつも通りの話。スロージョギングについて新たな話はなかった。
久保田競は脳科学の専門家らしくスロージョギングを脳科学的な見地から解説するが、僕が脳科学の説明に全く興味が持てないのでほとんど読み飛ばしてしまった。
「前頭前野が」とか「10野が」とか「46野が」とか言われても、ほんとうにそうなのか僕にはわからないし、それって結局「スロージョギングはいい」ということを別の表現で言っているだけにしか聞こえない。
脳科学的な説明というのはどうにも胡散臭く感じてしまう。脳科学ではここまでわかった、とよく聞かされるが、それって直感的に感じていることを、そのような結果が出るのではないかと思っているひとが、そのようなテストを作って、数値データをとっているのだろうなと感じてしまう。
今回もスロージョギングをしたら頭がよくなったというようなことが書かれているが、ほんとかなあと思う。
納得させてスロージョギングを始めさせるのが目的の本なのだろうが、僕には合わなかった。
久保田競の言うことはぜんぜん信用できないが、しかしスロージョギングは続ける。

クリストファー・マクドゥーガルの『BORN TO RUN』という本もいま読んでいるが、こちらの言うことはわりと納得できる。
裸足で走るのはいいことなのだろうと思う。
何か、走ることを別のことを得るための(体重を減らすためとか、お金のためとか、頭が良くなるためとか)手段として行うことで走ることがつらくなるのだが、もともと人間は走ることが楽しくて仕方がなかった、子どもはみんな最初は全速力で走ることを楽しんでいる、というような話が出てきて、確かにその通りかもしれないなと思った。
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