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デヴィッド・フィンチャー監督『ゴーン・ガール』

2015年09月12日 23時21分34秒 | 映画
デヴィッド・フィンチャー監督『ゴーン・ガール』を見た。
初めにこの映画に興味を持ったのは公開中のときで、「ゴーン・ガール」というタイトルと妻の失踪というあらすじから村上春樹的な物語を想像したのだが、見てみるとぜんぜん違った。
失踪する妻が、みんなが知っている「アメージング・エイミー」という本の主人公のモデルで、でも物語とは違って挫折ばかり経験してきたというあたりや、結婚するまでの微笑ましい物語で、とても引き込まれる。
前半非常に引き込まれるように出来ていて、真相が分かるあたりで「もうそろそろ終わりかな」と思ったらまだ半分で、そこからさらに盛り上げる。
かつて見たもので言えば、『氷の微笑』か。ニコール・キッドマンがお天気お姉さんをやった『誘う女』も似たような感じだったかもしれない。どちらもずっと昔に見ただけなのであまりよく覚えてはいない。
とてもおもしろい映画だったが、後味が少しばかり悪いので何度も見る気はしない。
が、デヴィッド・フィンチャーの作品はとても好きだ。
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