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☆「失われた時を求めて」メモ65

2008年07月19日 14時21分22秒 | 文学
プルースト「失われた時を求めて」12巻304ページまで。
・試験勉強も始まったことだし、いい加減読み終わっておこう。
・シャルリュスがホテルでベッドに縛りつけられて鞭で打たれている姿を覗き見する。《岩に縛りつけられたプロメテウスのように》(259ページ)というSMと神話を結びつけた比喩が笑える。
しかし戦争中にこんなことをやっている人たちがいるのがすごい。
敵の飛行機から家の灯りが見えないようにするとか、そういったことは太平洋戦争のときの話で日本でもよく聞くが、ホテルに集まってSMプレイをやっていたという話は寡聞にして知らない。
谷崎潤一郎か永井荷風か川端康成あたりを読めば書いてあるのだろうか。
・向こうからはこちらの姿が見えない控室のようなところから、シャルリュスのゲイっぷりを覗き見する。
これはこの小説の始めの方に、ヴァントゥイユの娘とその女友達の行為を覗き見するところがあり、そこと似ている。
シャルリュスは逃げられたモレルに似た男を探している。
・最後にきて話がすごいことになってきた。もうやりたい放題。
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