マイクル・クライトンの『アンドロメダ病原体』(ハヤカワ文庫)を読んだ。
マイクル・クライトンは好きな作家なので安心して読めた。話の盛り上げ方も上手だなと思って読んでいた。いろいろな専門家が一か所に集まりコンピュータを駆使して未知の現象に対処するというのも『スフィア』といっしょでおもしろかった。このような話が単純に好きなのだ。
ただ、最後に何がどうなって解決したのかがよく分からなかった。放っておくのがいちばん良かったということなのだろうか。いきなり死ぬ人と気が狂う人の違いも実は僕にはよく分からなかった。「よくわかんないけど、まあなんか原因があったってことだろうな」という程度にしか理解できなかった。「よくわかんないけど、まあなんか原因があったってことだろうな」と思ってしまうとだいたいすべての推理小説は読めなくなってしまうのだが(そして実際にあまり読めないのだが)、SFでもそういうことがあると思う。
ある原因が及ぼす影響が対象によって結果に違いが出てくるということと、地球上ではそれがなければ「それ」ではないと言われているときにそれがない「それ」というものについて考えること(なにを言っているのかわからない。この小説で言えば「酵素のない生物」は考えられるかということ)がこの小説のおもしろさだと思った。
何が起こっているのかはいまいちよくわからないところもあるが、いろいろなところで同時多発的にいろいろな問題が起こって、あらあらという間に読ませるのはさすがだなと思った。
で、順位は、えーっと、
1位 『幼年期の終わり』(クラーク)
2位 『夏への扉』(ハインライン)
3位 『アンドロメダ病原体』(クライトン)
4位 『ボッコちゃん』(星新一)
5位 『マイナス・ゼロ』(広瀬正)
6位 『ソラリス』(レム)
7位 『星を継ぐもの』(ホーガン)
8位 『美しい星』(三島由紀夫)
です。
『マイナス・ゼロ』はもっと上位かもしれないなあとか、『ソラリス』のほうが『アンドロメダ病原体』よりも上じゃないかとか思う。順位を付けるのはむずかしい。
マイクル・クライトンは好きな作家なので安心して読めた。話の盛り上げ方も上手だなと思って読んでいた。いろいろな専門家が一か所に集まりコンピュータを駆使して未知の現象に対処するというのも『スフィア』といっしょでおもしろかった。このような話が単純に好きなのだ。
ただ、最後に何がどうなって解決したのかがよく分からなかった。放っておくのがいちばん良かったということなのだろうか。いきなり死ぬ人と気が狂う人の違いも実は僕にはよく分からなかった。「よくわかんないけど、まあなんか原因があったってことだろうな」という程度にしか理解できなかった。「よくわかんないけど、まあなんか原因があったってことだろうな」と思ってしまうとだいたいすべての推理小説は読めなくなってしまうのだが(そして実際にあまり読めないのだが)、SFでもそういうことがあると思う。
ある原因が及ぼす影響が対象によって結果に違いが出てくるということと、地球上ではそれがなければ「それ」ではないと言われているときにそれがない「それ」というものについて考えること(なにを言っているのかわからない。この小説で言えば「酵素のない生物」は考えられるかということ)がこの小説のおもしろさだと思った。
何が起こっているのかはいまいちよくわからないところもあるが、いろいろなところで同時多発的にいろいろな問題が起こって、あらあらという間に読ませるのはさすがだなと思った。
で、順位は、えーっと、
1位 『幼年期の終わり』(クラーク)
2位 『夏への扉』(ハインライン)
3位 『アンドロメダ病原体』(クライトン)
4位 『ボッコちゃん』(星新一)
5位 『マイナス・ゼロ』(広瀬正)
6位 『ソラリス』(レム)
7位 『星を継ぐもの』(ホーガン)
8位 『美しい星』(三島由紀夫)
です。
『マイナス・ゼロ』はもっと上位かもしれないなあとか、『ソラリス』のほうが『アンドロメダ病原体』よりも上じゃないかとか思う。順位を付けるのはむずかしい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます