小谷野敦『川端康成と女たち』(幻冬舎新書)を図書館で借りて読んだ。
『雪国』と『伊豆の踊子』についての話がおもしろかった。どちらも「ひょっとしたらおもしろいのかもしれない」と思わせた。おそらくそんなことはないだろうけれど。
『雪国』は指が女を覚えているというところと、島村が実は結婚しているという設定だったことと、名器についての話が感心した。『雪国』はいろいろな事情が重なって何の話かわからなくなってしまっているようだ。確か最初に(高校生の頃?)に『雪国』を読んだときに、指がどうこうのところで指で髪を触ったとかそんな話かなと思い、まさか自分が考えるように性的な意味ではあるまいと思ったように思う。若い頃は基本的に性的なことしか考えていなかったので、またいつもの勘違いかと思ったのかもしれない。
『伊豆の踊子』の話は、松本清張に「天城越え」という話があることを知り興味を持つ。
他のものもおもしろかったが、作品を読んでみようとまでは思わない。
川端康成は読むたびに二度と読まなくていいかな、と思わせる。
『雪国』と『伊豆の踊子』についての話がおもしろかった。どちらも「ひょっとしたらおもしろいのかもしれない」と思わせた。おそらくそんなことはないだろうけれど。
『雪国』は指が女を覚えているというところと、島村が実は結婚しているという設定だったことと、名器についての話が感心した。『雪国』はいろいろな事情が重なって何の話かわからなくなってしまっているようだ。確か最初に(高校生の頃?)に『雪国』を読んだときに、指がどうこうのところで指で髪を触ったとかそんな話かなと思い、まさか自分が考えるように性的な意味ではあるまいと思ったように思う。若い頃は基本的に性的なことしか考えていなかったので、またいつもの勘違いかと思ったのかもしれない。
『伊豆の踊子』の話は、松本清張に「天城越え」という話があることを知り興味を持つ。
他のものもおもしろかったが、作品を読んでみようとまでは思わない。
川端康成は読むたびに二度と読まなくていいかな、と思わせる。