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黒澤明監督『蜘蛛巣城』

2019年05月09日 22時42分02秒 | 映画
録画していた黒澤明監督『蜘蛛巣城』を観た。
村上春樹の『騎士団長殺し』を読んだあとにこの映画が観たくなった。
シェイクスピアの『マクベス』を日本の戦国時代に置き換えたというところを、オペラ『ドン・ジョバンニ』の場面を日本画で描いたという「騎士団長殺し」から連想したのかもしれない。よくわからない。
有名な映画なのだが観たことはなかった。
古い黒澤映画にありがちだが、ちょっと何言ってるか分かんなかった。字幕が必要だ。
黒澤映画が日本よりも外国でうけるのは字幕のせいではないかと昔から思っている。黒澤映画は日本映画だと思わずに洋画だと思って、DVDでは字幕か吹き替えかを選べるようにしたらいいのではないかと思う。三船敏郎の吹き替えは例えば木村拓哉とかと決めて、テレビ放送でもそのようにしていると、いつかオリジナルの三船敏郎の声で映画を見たときに違和感を感じることになるだろう。しかしそのくらいしないと若者の黒澤離れは止められないだろう。
何言ってるのか分からないのはつらい。
最後の、森が動くシーンは『もののけ姫』のイノシシの皮を被った人間が動くところを思い出した。たぶん宮崎駿は参考にしたのだろう。
もののけの予言によって自分が城主になると信じて頭がおかしくなっていく三船敏郎がすごかった。目に力がある。子どもが観たら泣くだろう。若者の黒澤離れは止められない。
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