内田樹『困難な成熟』(夜間飛行)を図書館で借りて読んだ。
編集者からの人生相談への答えという格好での本だが、内田樹が訊かれたいことを訊かれてそれに答えた感じ。
編集者は内田樹のことをよく知っている人なのだろうから、内田樹が答えやすい質問をどうしてもしてしまう。内田樹もこれまで言ってきたような話を繰り返してしまう。
人間というのは何を訊かれても同じ答えを繰り返してしまうものなのかもしれないが、もう少しこれまで誰も内田樹に訊かなかった質問、これまで内田樹が言ってこなかった答えがあればよかったかもしれない。
それでもおもしろい本だった。
内田樹の本を読み慣れているので驚かないが、初めて読むのであれば興味深く読んだだろうと思う。
途中ある詩人の詩からの引用があり、誰の詩なのか明かさないまま意味深に終わるところがあったが、吉本隆明ではないかと思っている。調べていないが、今調べる。
「ぼくが倒れたら」から始まる詩。
調べたらやはり吉本隆明のようだ。
ほう・れん・そう(報告・連絡・相談)について。こういうことを言うのは嫌なやつだからそうでも言わないと誰も話しに来ないのだ、というのはその通りかもしれないなと思う。僕も「ほう・れん・そう」という言葉が嫌い。
「ある高名なフランス文学者」が内田樹の悪口を延々とエッセイに書いたとあったが、誰だろう。蓮實重彦くらいしか思い浮かばないが、そんなこと書くかなあ。
編集者からの人生相談への答えという格好での本だが、内田樹が訊かれたいことを訊かれてそれに答えた感じ。
編集者は内田樹のことをよく知っている人なのだろうから、内田樹が答えやすい質問をどうしてもしてしまう。内田樹もこれまで言ってきたような話を繰り返してしまう。
人間というのは何を訊かれても同じ答えを繰り返してしまうものなのかもしれないが、もう少しこれまで誰も内田樹に訊かなかった質問、これまで内田樹が言ってこなかった答えがあればよかったかもしれない。
それでもおもしろい本だった。
内田樹の本を読み慣れているので驚かないが、初めて読むのであれば興味深く読んだだろうと思う。
途中ある詩人の詩からの引用があり、誰の詩なのか明かさないまま意味深に終わるところがあったが、吉本隆明ではないかと思っている。調べていないが、今調べる。
「ぼくが倒れたら」から始まる詩。
調べたらやはり吉本隆明のようだ。
ほう・れん・そう(報告・連絡・相談)について。こういうことを言うのは嫌なやつだからそうでも言わないと誰も話しに来ないのだ、というのはその通りかもしれないなと思う。僕も「ほう・れん・そう」という言葉が嫌い。
「ある高名なフランス文学者」が内田樹の悪口を延々とエッセイに書いたとあったが、誰だろう。蓮實重彦くらいしか思い浮かばないが、そんなこと書くかなあ。