ダブログ宣言!

ひとりでするのがブログなら、
ふたりでするのがダブログ。

大西泰斗『一億人の英文法』

2013年07月29日 23時58分37秒 | 英語
大西泰斗とポール・マクベイの『一億人の英文法』(東進ブックス)を読んだ。
学生時代に理解できていたことは理解でき、理解できていないことは今回も理解できていないだろうと思う。理解できていないのでわからない。
平野啓一郎が言うように、読者は自分の知っていることを本から読むだけのような気がする。
仮定法がよくわからんなと思っていたのだが、少し思い出せた。でもたぶんすぐに忘れるだろう。英文法の本を一度読んだだけでは身につかない。
この本を読んでいるとよく「かんたんだよ」みたいな言い方をしているので、たぶん僕が学生であれば腹が立つだろうと思う。何もしなくてもできることをふつう簡単と呼ぶのだが、この本では努力すればできることを簡単と呼んでいるのだ。
読んでいて気付いたことは少ないのだが、少しはあった。
You will 何々と言うときに、あなたは何々するだろう、と予測しているのだが、これは話し手が予測しているのだということに驚いた。あなたは何々するだろうと、神の視点で、というか、誰の視点でもなく中立の立場で言っているのかと思っていたが、話している人がそう思っているということを意識しないといけないのだなと思った。
It will rain.なども雨が降るという未来の出来事を中立的に言っているのではなく、雨が降るだろうと私は推測する、と言っているのだ。
いつも、誰が語っているかを意識しているのが英語の特徴なんだなと改めて思った。

この本を読むので中断していた音読をまたやろうと思う。
コメント