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アラン『幸福論』

2013年01月29日 00時15分42秒 | 文学
アラン『幸福論』(岩波文庫)を読んだ。
通して読むのは三回目か、四回目だと思う。読むたびに「そうだそうだ」と思う。
今回は、子供ができてから初めて読むせいだろうと思うが、子供の話をしているのが多いことに気づいた。何かといえば、子供を見ればわかる、というようなことをアランは言っている。
確かに、子供は泣いたと思っても、高い高いをすればすぐ笑う。悲しみのきっかけはちょっとしたことで、悲しみを引きずるのは自分の中で繰り返すからだということはよくわかる。
意志力ではどうにもならないから、体操するなりして行動しろ、ということもアランはよく言う。最近テニスをするので、このあたりの運動の効用についてはよくわかる。気分が落ち込んでいても、しかたなくテニススクールに行ってテニスをすると、気分が晴れるというのはほんとうにその通りだ。

一年ほど前に白水社版で読んだが、やはり岩波版が良いと思う。
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