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英語・愛憎

2011年02月13日 18時32分53秒 | 文学
NHK教育の「英語・愛憎の二百年」という番組を見ていて英語について考えようと思い、菅原克也の『英語と日本語のあいだ』(講談社現代新書)を図書館で借りてきて読む。
しかし最後までは読めない。
最初のほうで、sheとseeの発音の区別もついていない学生がいるという話が出てきて、それを嘆かわしいことのように書いていたので、もう読めなくなった。僕もそんな区別はできていない。そのあとも、発音記号が読めないひとがいるとか、もう読む気を失わせることばかり出てきて、「これは僕向きの本ではない」と思ってしまった。
そもそも発音記号を学校で教えてもらった記憶がないんだよなあ。あれって授業で習うものなのかなあ。教えてもいないのに先生はみんな知っているものとして話し始めたように記憶している。
英語というのはほんとうに愛憎(ほとんど憎しみ)の歴史だ。
英語ができる出来ないという話になると、ダイレクトに自分の話をされているように受け取ってしまう。そして想定されているレベルに自分が達していないと、ほんとうに恐ろしいほどにむかむかしてくる。なんでかわからないが腹が立つ。そしてそう言っている人間の学歴や留学歴を調べて、「そりゃあんたは別だろうよ」と思ってしまう。
これはある種の刷りこみだろう。英語ができないのはよくないことだ、というのは。
というわけで、これ以上この本を読むのは精神衛生上よくないのでもうやめる。
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