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☆古典に惹かれる

2009年06月11日 23時37分27秒 | 文学
ここ数日のこと。

テレビでマライア・キャリーのライブを見る。
大学時代にマライア・キャリーのCDをめちゃくちゃ聴いていた時期があるのでとても懐かしい。半分は懐かしみながら、もう半分はマライアが口パクではなく本当に歌っているのかを疑いながら熱心に聴き入る。
先週土曜日のNHKの「土曜スタジオパーク」でゲストのクリス・ペプラーが、英語の上達方法は好きな曲でも映画でも何でもいいがそれを聴きこむことだ、と言っていた。
マライアのライブを見ながら、マライアの歌なら何度でも聴くことができるかもしれない、好きだし、とふと思った。
しかし今さらマライア・キャリーの「HERO」を完璧にマスターしたところで誰にも披露できないのではあるが。しかし英語の勉強にはなるだろうなあ、と思った。

「小林秀雄全作品23」を読んでいて、「平家物語」に興味を持つ。小林秀雄は戦争中、「平家物語」を愛読していたらしい。
そういえば橋本治の「双調平家物語」が文庫化されていたなと思い、少し調べる。まるっきりの現代語訳ではなく、「平家物語」の時代よりもかなり昔のところから始まっているようだ。
しかし全15冊はつらい。
そして、(いつもの)本居宣長の話を読んで、本居宣長にも惹かれる。
村上春樹の「1Q84」を読んでも思ったのだけれど、本を読むときに何か理論で読み解こうと思って、読めることもあるけれど、そんなに読めない本もある。
小説というのは理屈で読むものではなくて感情の揺らぎを愉しむものだという、「物のあはれ」説にとても自分が近付いているのを感じる。
本居宣長の「あしわけ小舟」が読みたくなる。
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