豚は肥やしてから食え!ってことか?!

2004-11-14 21:50:12 | 市民A
あちこちから、批判と驚愕の声があがっているが、livedoorブログで利用規約の改定が通告された。11月12日のことだ。変更は2件だ。第5条(禁止行為)と第8条(ウェブログの公開について)


第5条(禁止行為)
(変更前)
・弊社が利用者のウェブログに自動的に表示しているフッタを非表示にする行為、しようと試みる行為
(変更後)
・弊社が利用者のウェブログに自動的に表示しているリンク、画像を非表示にする行為、もしくはしようと試みる行為

第8条 (ウェブログの公開について)
(変更前)
本サービスにて作成されている全てのウェブログについて、当サイトの宣伝を目的として利用者への通知なしに自由に利用することができるものとします。

(変更後)
本サービスにて作成されている全てのコメントおよびトラックバックを含むウェブログについて、弊社は、利用者への通知なしに無償で利用することができるものとし、利用者は、弊社及び弊社の指定する者に対し、著作権等(著作者人格権の行使も含む)を行使しないものとします。



第5条については、理解はできるが、なぜ変更するのかよくわからないが、今後、膨大なCMがあちこちに貼り付けられるのだろうか?不安がある。無料ならしかたないともいえるが。月額250円のLivedoor Blog Proでもこの条項の適用は免れない。

最大の問題は第8条だ。著作権は、”あなたには、まったくない”と言われたわけである。さらに第三者からのコメントやトラックバックにも適用である。本当に法律家のチェックを受けたのだろうか?第三者がコメントを書き込もうとすると、「このコメントの著作権はホリエモンのものだ」という注意が表示されるのだろうか?

例えば、私は自分のHPにlivedoor Blogと同じ内容のページを持っている。リンクで代用しなかった理由は、堀江氏の性格から言って、突然のブログ終了宣言が出る可能性もあると踏んでいたためであるが。そういうまったく同じものの場合などどう考えるのだろう。
自分の書いたものに、自分の著作権が無いというのでは、まるで会社でビジネス文書を書くようなものである。小説の新人賞の募集でも完全に著作権がなくなるわけではなかったはずだ。
現在は、書いたブログの内容を後日、修正することが可能だが、今後はできないのだろうか?なにしろ著作権がないのである。

仮にブログがネットワークとしてのシステムと考えるなら、livedoorのホストは掲示板みたいなものである。無料とか有料とかいうのは、掲示板の利用料金の話であって、掲示板に書かれた内容が、掲示板所有者のものであるということは、かなり無理がある。
電話会社が電話料金を無料にする見返りに、電話の話の内容は、会社が利用してもいい。といっているようなものだ。

もともと無料にして、膨大な利用者数になって、手に負えなくなったので、嫌なことをたくさん始めて脱退者を増やそうということなのだろうか。そんな手口は、自社の働きの悪い社員を追い出す時だけに限定して欲しい。

どうも、ブロガーがまとめて堀江氏の家畜になったような感じがする。豚は肥やしてから食え!とは中国の諺だ。

今後の展開の予想だが、
1.まず、11月11日までの投稿分は新ルール適用外と思うが、どうなのだろうか。
2.会社側から真意の公表があると思うのだが、どうなのだろう。
3.抗議活動の状況はどうなるのだろうか。
4.引越し先の調査選択が必要になる。

10日間程度は、慎重に世間の様子を見る予定。ちょうど出張とか入っていてネット力仕事ができないし・・・ 


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