将棋順位戦B1組第2局目で、藤井聡太2冠が稲葉八段に敗れる。120手目と144手目に派手な勝負手を放ったが、空を切ったようだ。B1組は13人もいて、しかも総当たりリーグ。しかも定員が奇数なので、何回戦でも一人空き番がいて、リーグの進行の中で、誰がリードしているかもわかりにくい。A級からは、当然ながら強い棋士が降格してくるし、B2組からは強い棋士が上がってくる。プロ野球で言えば、一軍ベンチにいるがレギュラー選手ではないといった不安定状態だろう。
藤井聡太二冠は、これで1勝1敗。過去5年のA級昇級者のボーダーラインは、3敗が3回・4敗が2回だ。9勝3敗が必要となると、残り10試合を8勝2敗で行かないといけない。ちょうど8割だ。8割の勝率の棋士が8割勝つということだから、ギリギリ感も感じる。
そして、最年少名人のこと。記録は谷川浩司九段の21才+70日。藤井2冠がB1一気抜け&A級1位になったとすると名人戦出場時には20歳と7か月位なので、新記録の可能性がある。ただし、一回休むと新記録は無理だ。
将棋界には大きなマイナスだろう。しかし、順位戦、名人戦の記録を紐解くと、順位戦の開始されたころには、少し違う方式で名人挑戦者を決めていた。その期間は3年間存在していた。
第二期順位戦(1947年)から第四期順位戦(1949年)までだが、B級優勝者がA級3位と三番勝負を行い、勝者がA級2位と三番勝負を行い、その勝者がA級1位と三番勝負を行うということになっていて、この最初の第二期順位戦ではB級1位の大山康晴七段が名人挑戦権を得ている。
推測ではあるが、この時代から大山・升田の二枚看板が棋界を引っ張ることになるわけで、二人がA級に定着したことと、B級チャレンジ制度の廃止が関係あるのかもしれない。
さて、5月22日出題作の解答。



と金の移動合を間違えないように。
今週の問題。

最終手は、「攻め方最短手順」のルール適用です。
わかったと思われた方はコメント欄に最終手と総手数とご意見をいただければ正誤判定します。
藤井聡太二冠は、これで1勝1敗。過去5年のA級昇級者のボーダーラインは、3敗が3回・4敗が2回だ。9勝3敗が必要となると、残り10試合を8勝2敗で行かないといけない。ちょうど8割だ。8割の勝率の棋士が8割勝つということだから、ギリギリ感も感じる。
そして、最年少名人のこと。記録は谷川浩司九段の21才+70日。藤井2冠がB1一気抜け&A級1位になったとすると名人戦出場時には20歳と7か月位なので、新記録の可能性がある。ただし、一回休むと新記録は無理だ。
将棋界には大きなマイナスだろう。しかし、順位戦、名人戦の記録を紐解くと、順位戦の開始されたころには、少し違う方式で名人挑戦者を決めていた。その期間は3年間存在していた。
第二期順位戦(1947年)から第四期順位戦(1949年)までだが、B級優勝者がA級3位と三番勝負を行い、勝者がA級2位と三番勝負を行い、その勝者がA級1位と三番勝負を行うということになっていて、この最初の第二期順位戦ではB級1位の大山康晴七段が名人挑戦権を得ている。
推測ではあるが、この時代から大山・升田の二枚看板が棋界を引っ張ることになるわけで、二人がA級に定着したことと、B級チャレンジ制度の廃止が関係あるのかもしれない。
さて、5月22日出題作の解答。



と金の移動合を間違えないように。
今週の問題。

最終手は、「攻め方最短手順」のルール適用です。
わかったと思われた方はコメント欄に最終手と総手数とご意見をいただければ正誤判定します。
意外に手数長いのに驚く
正解です。