プロファイル的に

2004-12-17 14:34:49 | 市民A
奈良県の小1女子児童殺人事件の犯人から、次なる犯行予告が送られてきた。殺害された女児が持っていた携帯電話からだ。

また、13日に連続放火され、浦和花月店で惨事を招いたドンキホーテの大宮大和田店に再度放火が行われた。
いずれも、ひとことでいえば異常犯罪であるが、犯人は捕まっていない。

2002年に「FBI心理分析官、FBI心理分析官2(ロバート・K・レスラー)・ハヤカワ文庫」を読んでいる。別に犯罪を計画しようというのではなく、単に、トマス・ハリスとかパトリシア・コーンウェルのミステリを深く理解するために、本物のFBIのプロファイラーの研究(数多くの連続殺人犯へのインタビューを含め)を読んでみたわけだ。

それで、奈良県の事件については、犯人は非常に危険であると考えられる。こういった犯行から言えるのは10-15歳の間に軽度あるいは重度な性的な犯罪を起こしたことがある男のケースがほとんどであるようだ。その際、発覚したか発覚しなかったかは別だが、その時の心理的な圧迫感が10年ほど体内で膨張してゆき、25才前後に爆発する。
さらに、犯行予告を現場近くで行っていることは、犯人は警察のカゲを感じていないことがうかがわれる。自分から登場して、警察を引き回そうとしている。また最初の犯行よりも年下を狙っているようであり、被害者の妹でなくても、日本のどこからでも代用として子供を殺害する可能性を感じる。そして、その次はさらに小さなこどもを狙う。地理的に拡がってしまうと捜査も大変だ。


次に埼玉の放火犯だが、プロファイルではないのだが、女性ではないかなと思っていたら、不審な女性が防犯カメラに写っていたとのこと。しかし短パンの男という情報もあるようだ。
女性の可能性を感じるのは、食用油を犯行時に使っているらしいのだが、おそらく店内で販売されている食用油ではないかと思っている。持ち込むのは不自然だ。食用油をかごに入れ、寝具売り場に自然に近づけるというのは女性ではないかと思っていた。
そして、放火に失敗した同一店舗にさらに放火にいくというのは、かなり几帳面で神経質な性格を感じる。白いセダンに乗り、車内や室内はゴミ一つないようにしておく潔癖症の人物。

さらに、既に放火で3名が犠牲になったことを知っての再犯行。死刑になる可能性はかなり高いが、犯人本人はそう思っていないのかもしれない。犯行に追いやられた、必然的と思い込んでいる強い理由があるのかもしれない。例えば、ドンキホーテの配達車が交通事故をおこして死亡事故をおこし、その家族にあたるとか・・あまり半端な動機ではないような気がする。

そして、いずれの事件についても本人が思っているよりも犯罪は悪質で不気味なのである。


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