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富山県の棋士

2023-12-23 00:00:38 | しょうぎ
富山県は人口の比で言うと将棋棋士を多く輩出している。年齢順だと、
故山本武雄、中田章道、田村康介、千葉涼子、村田顕弘、服部慎一郎

そして、注目は、野原未蘭女流。実質的師匠は金沢在住の鈴木英春氏のようだ。

なにしろ、「入玉宣言法」をプロ棋界で初めて使ったわけだ。2022年7月18日。

入玉宣言法は2013年にプロ棋界に導入されたのだが、なにしろルールが複雑(条件がいくつもある)で、宣言する方は「勝ち」、あるいは「持将棋成立」を宣言するのだが、そこでルールと確認した上、もし条件が一つでも未達なら「負け」ということになる。

対戦相手は竹部さゆり女流。213手目で宣言した。

実は伏線があって、2018年の野原さんのデビュー戦で対戦相手の中井女流と相入玉となったものの点数が未達状態で、中井女流が宣言するのではないかと考えていたそうだ。実際には宣言を待たずに投了している。その時の記録係が竹部女流だったそうで、二人ともその後、ルールを確認していたそうだ。

先日の王座戦でも、終盤で入玉枚数勝負に出た藤井七冠(当時)に対し、駒数不足の王座(当時)が投了しないで粘っていて、中継視聴中の方々の中には「七冠の宣言ミスを待っているのではないか」という疑惑が漂っていたのだが、入玉寸前に詰まされてしまい、疑惑の真偽は藪の中になってしまった。インタビュアーが聞けばいいのにと思った。

どうも「宣言法」というのは、切腹を申し付けられたのに、ぐずぐずしている人間を槍で突き刺すような感じがある。


さて、12月9日出題作の解答。








今週の問題。



富山県にちなんで、とやま問題を作ろうとしたが、雰囲気だけかな。

解ったと思われた方は、コメント欄に最終手と総手数とご意見をいただければ正誤判定します。

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3 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (さわやか風太郎)
2023-12-23 10:05:35
2二と寄まで17手詰。
5手目がポイントでしょうか。
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Unknown (蛇塚の坂本)
2023-12-24 09:24:24
最終手2二と寄りの17手詰みと成りました。2四歩が、重要な脇役だったか。
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Unknown (おおた葉一郎)
2023-12-24 17:44:57
さわやか風太郎様
坂本様

正解です。全部と金にしたかったのですが、時間がなくて・・・
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