2か所で担当していた将棋講師だが、当面、休業中となっている。その代わりにホームページ掲載用の問題を提供しているのだが、月3回、初級・中級・上級別に「次の一手」と「詰将棋」を出題(および解答)している。図面のサイズ問題とか調整を重ねていて、次回(第四回)あたりで、やっと形がまとまりそうだ(HP担当の方も出勤日調整中なので、なかなか時間がとれない)。つまり1回に6問の問題と解答をJPGの図面にまとめている。
といっても、将棋連盟の著作権問題もよく実態がわからないので、自作で作らないといけない。ということで、実戦図面制作のため、教えていた少し強い子に聞いた情報により「将棋ウォーズ」に参戦。「無料版で1日に3局できる」と親切な情報も教えてくれた。小学生に講師が教わるというのは、現代ではありふれた状態なのかな。
とくに詳しいルールを知らないまま、10分切れ負けルールで参戦して、二段までスイスイ上がったところで、なぜか急ブレーキ。
それで、ちょっと意外だったのが、「棋力レーダーチャート」。棋譜を分析して『攻撃力』・『守備力』・『終盤力』・『芸術力』・『戦術力』・『早指力』の6分野で、各5点満点で採点し、レーダーチャートで表すようだ。
採点基準はよくわからない。おそらく棋譜分析で点数評価をしているのだろうが、自分なりの予想順をつけると、
「終盤力」>「攻撃力」>「芸術力」>「戦術力」>「早指力」>「守備力」と思っていたのだが、判定はまったく異なっていた。
「守備力」>「終盤力」>「攻撃力」>「早指力」>「芸術力」>「戦術力」。
特に「守備力」と「終盤力」だけで指しているような結果で、そういえばいつも攻められているような気もする。
結局、問題作成も「守備的な手」というのではなく、「一発逆転の手」みたいなのが多くなってしまうが、そういう手の方が楽しいということでもある。
結構、飽きてしまったので、「戦術力」や「芸術力」に重きを置いた指し方をしてみようかな。「自陣角」とか「中合いの飛車捨て」とか・・強くなるには、なんとか合法的に藤井君の全棋譜を入手して将棋ソフトで解析した方がいいと思う。(やり方は知っているのだが)
5月9日出題作の解答。
飛車を捨てて、禁断の入玉型に追い込む。最後は角が働く。3九の歩を省いて持駒に桂を追加して9手詰でもいいが、軽作なので7手詰を選ぶ。
動く将棋盤は、こちら。(flash版)
Gif版。
今週の問題。
前述による実戦から。ほぼ実戦と同じ(金と銀の入替等はある)。一瞬では詰みが見えなかったが、成り行き上、無理やり王手を掛けたら詰んだ。
しかし、実戦詰将棋というのは、あまり難問にはならない。実戦詰将棋という単語を含んだ詰将棋集は無数にあるが、あまり終盤力には関係ないだろうと思う。
わかったと思われた方は、コメント欄に最終手と総手数とご意見をいただければ正誤判定します。
この手しかない手を連続したらつながった。
正解です。
そうですね。