新潮社の月刊書評誌「波」には、自社出版物の紹介だけではなく、10人強の作家の連載がある。だいたい2年位連載して単行本となり、書店に並ぶ。1冊100円位だから、大変にお得だ。ただし、単行本を本屋やamazonで買うのと違い、自分で作家を選べない。
今月で14回目になる「デス・エンジェル」だが、一向に筋書きがつかめないというか先が読めない。というのも、久間氏の作風が、純文学なのか、ドキュメンタリー系なのか、告発物か、あるいは官能系か、あるいは新趣向か。そして連載なので、ページをパラパラ開いて傾向を確認することもできない。
なんとなく、大病院がテーマで、やや不審点の感じられる亡くなり方をされた老婦人という展開になり、医局に潜む秘密に迫るのかと思ったが、その線は後回しになった。女医とか美人患者に近寄り刺された医師とか、なんとなく方向がつかめない。さらに、超巨大な陰謀発覚のようなにおいもするが、この分じゃ、いつ終わりになるのかわからない。
と思っていたら、日経新聞に「禁断のスカルペル」という、女医の不倫をメインテーマとした連載が始まり、続いている。二つの連載を進行させながら、後で始めたものを先に終わらせるのだろうが、そうなると「デス・エンジェル」も不倫方向に転針するのだろうか。
もしかすると、ありのままの医局の世界って、そういうものなのかもしれない。
思えば、日経新聞小説部長との声もあった故渡辺淳一氏も、医師を辞め、小説家になった転機は、ある有名な手術に加わったことからだった。似ているような感じだ。
たぶん、久間氏が後継の小説部長になったのだろう。
今月で14回目になる「デス・エンジェル」だが、一向に筋書きがつかめないというか先が読めない。というのも、久間氏の作風が、純文学なのか、ドキュメンタリー系なのか、告発物か、あるいは官能系か、あるいは新趣向か。そして連載なので、ページをパラパラ開いて傾向を確認することもできない。
なんとなく、大病院がテーマで、やや不審点の感じられる亡くなり方をされた老婦人という展開になり、医局に潜む秘密に迫るのかと思ったが、その線は後回しになった。女医とか美人患者に近寄り刺された医師とか、なんとなく方向がつかめない。さらに、超巨大な陰謀発覚のようなにおいもするが、この分じゃ、いつ終わりになるのかわからない。
と思っていたら、日経新聞に「禁断のスカルペル」という、女医の不倫をメインテーマとした連載が始まり、続いている。二つの連載を進行させながら、後で始めたものを先に終わらせるのだろうが、そうなると「デス・エンジェル」も不倫方向に転針するのだろうか。
もしかすると、ありのままの医局の世界って、そういうものなのかもしれない。
思えば、日経新聞小説部長との声もあった故渡辺淳一氏も、医師を辞め、小説家になった転機は、ある有名な手術に加わったことからだった。似ているような感じだ。
たぶん、久間氏が後継の小説部長になったのだろう。
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