月の夢

2012-01-06 00:00:16 | 市民A
年末の予想では、ヒドイ初夢を見る予測だったのだが、予想に反して「月」の夢を見る。

たぶん、年末にあった月蝕の撮影で苦労したことと、その時、日蝕の時になぜ太陽と月が同じ大きさになるのかと思ったものの、そのまま調べなかったことが深層心理に影響したのだろうか。


そして夢の内容は、月でエネルギーを作り出すことだったのだが、本当に驚いたのは、夢を見たあと、ネットを開くと清水建設が、「月太陽発電 ルナリング」構想をぶちあげていたことだ。

luna


エネルギーのパラダイムシフトによる新たな持続型社会の実現を目指して

地球上の限りある資源を節約しながら使う・・・ というこれまでのパラダイムから、無限に近いクリーンエネルギーをつくり出し、潤沢なクリーンエネルギーを自由に使うという発想へのシフト。独創的なアイデアと宇宙技術の研究開発によって、それを具現化したのが「月太陽発電 ルナリング」構想です。

月発電所の建設には、月にある資源を極力活用します。

月の砂は酸化物なので、地球から水素を持ち込めば「酸素」や「水」をつくることが可能です。また「セメント」ができれば水と砂・砂利を混ぜてコンクリートに。そして、太陽熱を利用し、ブロックやグラスファイバーも製造することができます。

要するに、月の資源を使って太陽光パネルを作って、それを月の赤道沿いにベルトにして太陽光発電をして、地球にはレーザー光線でエネルギーを送るという構想で、作業はほとんどロボットが行うということだそうだ。

夢なのか現実なのかよくわからないが、作業員がロボットというのが実現できるなら、月面の前に地球上の労働者が全部失業しているような気がするが、雇う方からいえば、人間よりもロボットの方が、疲れたとか風邪をひいたとか文句は言わないし、交際費も使わないからずっといい。

ただし、地球にレーザービームを送るといっても月と地球の位置は刻々と変わるので狙いが外れると地上で大火災が発生するかもしれない。


となると、私の初夢と同程度の話かもしれないが、私の夢はもっと素晴らしいアイデアだった。それは、月そのものを太陽のように核融合反応させてしまおうということで、月の中心部に水素を注入して月全体を燃やしてしまおうということ。小さいとはいえ、燃え尽きるまではかなり時間がかかる。地球上の石油を燃やしつくしても平気なのだから月が燃えてなくなってもどうってことないだろう。


で、ここで、地球からみると月と太陽が同じ大きさに見える理由なのだが、これが「偶然」なのである(偶然でなく神が定めたという人もいるだろう)。

まず、地球から太陽と月までの距離と、太陽と月の絶対的な大きさなのだが、距離は太陽までが1億5000万Km、月までが38万Km。約400分の1である。一方、直径だが、太陽が139万2000Km、月が3500Km。約400分の1。つまり400倍大きな物体が400倍遠いところにあるので同じに見えるわけだ。だから太陽-月-地球と並んだ状態では、ダイヤモンドリングみたいに見えたりするわけだ。

一方、月蝕のことだが、良く考えると太陽-地球-月と並んだ状態で、太陽からみて地球の影が月をどこまで隠すのかということに言い換えられるのだが、太陽から見れば月も地球も同じくらい遠い距離なので、単に月と地球の直径差が問題になるわけで、地球が月の約4倍なのである。だから、月蝕の方が起きやすいし、決してダイヤモンドリング状にはならない。(もっとも、毎日の月の満ち欠けを地球の影のせいだと思い込んでいる人もいるようだが、まあ、論外としておく)


ついでに太陽の構造についても調べたのだが、核融合反応が起きているのは太陽の中心部だそうで、そこのエネルギーが太陽の表面から発散されるまでに内部のメカニカル的問題で、10万年必要だそうだ。だから、太陽内部に何らかの問題が生じたとしても、太陽系が死滅するまで10万年の余裕があるともいえるが、それは、あっという間なのかもしれない。(10万円がなくなるのよりは、ずっと長いといえるけど)


最新の画像もっと見る

コメントを投稿