麻布演劇市『があでぃあんず』

2024-02-19 00:00:00 | 映画・演劇・Video
劇団GAHによる『があでぃあんず』を六本木の麻布区民センターホールで観劇。麻布演劇市には実はコロナ後初の観劇。


劇は大河ドラマのように7部作になっていて今回は5回目。途中参加の人のために人物相関図とか、ストーリーの流れの説明から入る。

エピソード1では、主役は5人の小学4年生(男3、女2)。その時、地球に巨大隕石が近づいてきて、秘かに世界を裏で支配する黒幕機関の要人はロケットで避難してしまう。ところが5人のうち一人の男の子は超能力を持っていて隕石の方向を変えてしまう。しかも黒幕たちが人類を見捨てて一時逃走していたことを5人は知ってしまう。

その後、超能力の子はウイルスを注射され死んでしまう。

そしてエピソード2は、15年後の25歳。4人は再開し、暗黒勢力の支配が世界に拡散しはじめたことに危機を感じて団結して戦う決意を固める。2名の男女は日本を離れ、暖かいタチツトット国に移住し結婚し娘が生まれる。名をブンコという。

エピソード3と4は日本に残った男女一人ずつが主人公。

そして、エピソード5が今回。主役はブンコ。冒頭、2074年の青山墓地にあらわれたブンコは60歳。父母の納骨に訪れ、クスノキの古木の中に水が流れている音を聞きだす。

次のシーンはブンコが9歳。つまり51年前なので2023年。ほぼ現代だ。タチツトット国にいたブンコとその両親は、世界を支配する黒幕に命を狙われるというストーリーになっている。彼女たちを守ろうという者があらわれる。人型のアライグマと人型のネコ、ロボット、天使だ。

2074年にブンコ60歳なら両親は86歳で亡くなり、逆算すると隕石が近づいてきたのは1998年、エピソード1の時の5人の小学生は1988年に生まれたことになる。(その年は年末に日経平均が30,000円を超え、翌1989年の12月29日に38,957円に達し、その後、富士山の斜面のように下がり続けた。)