夢の中の将棋

2012-06-02 00:00:19 | しょうぎ
itotaniフリーペーパー「駒doc.」2012年春号を読んでいたら、新連載!「回答真摯」というコーナーがあった。「真摯」なんてコトバを知っている人が、この雑誌を読むのかなという大疑問はあるのだが、棋士が質問に答えるコーナーらしく、第一回は糸谷哲郎六段が登場。

いくつかの質問の中で、将棋の夢を見るか、という設問があったが、

「対局よりも対局に遅刻する夢が多い」とのこと。それは、将棋の夢じゃなくて遅刻の夢でしょ。誰でも遅刻の夢は観るのだけど、遅刻常習の人は、たぶん遅刻する夢は見ないのだろう、と想像できる。会社がフレックスタイムだと、遅刻の夢なんかみないのだろうね。

「詰将棋を見る夢はもありますが、大抵どうやっても詰まない詰将棋ばかりです」
「作る夢もありますが、抜け道があったり、角や飛車が3枚あったり」

たぶん中原誠元名人のような超楽観主義者は、負ける夢とか見なかったのだろうなと思うのだが、今はどうなのだろう。


ところで、自分でも時々は夢を見るのだが、一度、羽生さんに勝ったことがある。ただし、秒読み時間切れでだ。詰将棋を作る夢は時々見るが、筋と言うよりも、いい筋の詰将棋ができた!という幸福感だけを頼りに。なんとなく作り直してみることがある。


さて、5月19日出題作の解答。

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動く将棋盤は、こちら

本日の出題は、軽作。

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わかったと思われた方は、コメント欄に最終手と手数と酷評いただければ正誤判断。