オバマは来るか

2010-10-25 00:00:21 | 市民A
「核なき世界」論でノーベル平和賞を受賞したオバマ大統領だが、果たして彼が任期中に広島を訪れるのか、かなり怪しい。



もともとノーベル賞は化学賞や物理学賞の場合、「論をぶち上げた」人の場合、「論が正しいこと」が証明されてから受賞することが一般的だ。

核なき世界は、単なる「論」であり、まったく証明もなされていないのだから、これで受賞するなら、非核三原則で受賞した日本の過去の首相の方がましだ。




中間選挙では、ティー・パーティを利用している共和党に、してやられそうだし、そもそもオバマが高尚な理念で核廃絶を願っているのか、そうでもないような気もする。

兵器としての核というのは、その強烈すぎる破壊力からして核保有国への抑止力は十分あるのだが、それは相手が「ならず者」であっても国家であるならの話で、領土も持っていないテロリストが相手だと、お返し爆弾をどこに落としたらいいのかわからないわけだ。




ところで、広島の市民だが、原爆に関しては、やや重荷を背負っているのだろうと感じた。たまたま生まれた場所が広島であるがために、反核教育を受け、原爆反対論者としての一生が始まるわけだ。