シャガール展(ロシア・アヴァンギャルドとの出会い)

2010-10-10 00:00:09 | 美術館・博物館・工芸品
長過ぎた夏がすっかり終わり、街に人出が戻ってきて、シャガール展が間もなく終わる(~10/11)。上野の東京芸大美術館。

シャガール好きには見逃せないポンピドーセンターのコレクションの中から70点のシャガールとその他ロシア・アヴァンギャルドと言われるロシア画家である。ゴンチャローワとかカンディンスキーとか。



展示の前半は、それらのロシア人画家の作を習作時代のシャガール。だから、あまり時間を取られない方がいい。なにしろ展示後半はシャガールばかりだし、本当に美しい作品が並ぶ。早い話が、最初から後半部分だけを見た方がいいかもしれない。



いつものように、ロシアの神話、ユダヤ教の伝説、恋人ベラの思い出、不思議な動物。光と影。赤と青。いくつもの解釈不能を一枚の絵に閉じ込める。どうしても1枚、本物を欲しくなる。

特に今回の注目は、1966~67年にニューヨーク・メトロポリタン劇場で行われるオペラ「魔笛」の舞台美術。



構想の段階での登場人物たち。シャガール本人じゃないのでよくわからないが、名画のように見える。黄色が基調になっている。

解説不能ということだろうか。

でも、一枚ほしいなあ。手段は・・