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エラスティックホイール

2013年12月23日 | テクノロジー

Photosredac_aventuremichelinexpo100ttp://forums.lequipement.fr/blog.php?bt=174

ミシュランの博物館(常設か不明)に展示してあったらしいのだが、1890年製というのでダンロップが空気入りタイヤを発明した1889年より後の作になる。

エアレスホイールは以前に紹介したが、まあアイディア自体は100年以上も前からあるということで・・・・

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Af1ttp://theoldmotor.com/?p=108611

1916年になるとドイツではこんな丈夫そうなものも作られている。

空気入りタイヤを初めてクルマに付けてレースに出場したのは”ミシュラン初めてのレース ”で紹介したが、今では100%の装着率といえる”空気入りタイヤも、当時は道路事情も悪かったうえ、100年以上まえのタイヤはあらゆる性能が悪く、パンクの多発とランニングコストが高いことは悩みの種だったようだ。

そうした背景で、フランスのL'Auto(自動車雑誌)は1906年にエラスティック(弾力性)ホイールのコンテストを行った。このコンテストは金属バネとゴム系の材料を使ったものに分けられ、パリとニースの間の往復を10日間かけて信頼性を比較したようだ。詳しくは画像転載元サイトをご覧ください。

ちなみに画像の1916年ドイツ製ホイールは第一次大戦でゴムが不足しての対策案らしい。

1947mozzo2

この画像も以前に紹介したスプリングハブ だが、こちらはずっと年代が下がって1930年代となる。空気入りタイヤも1900年代に比べずっと現代のものに近くなっているが、これは後輪リジッドフレームを補完するもので”エラスティックホイール”とは路面からの振動を吸収するという目的は同じにしても方向がチョッと違う気がする。

Polaris

まあバイクでは当分無理のような気がするものの、パンクしないで空気入りタイヤと同等の性能を持つという本当の意味での”エラスティックホイール”は、柔軟性があって丈夫なマテリアルあってこそ。

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