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甲府市中心市街地活性化協議会の第11回議事録

2010-07-07 23:03:00 | 街づくり

第11回 平成22年6月21日(月)午前10時30分~正午
会場・桜座(コリド桜町)

4.事務局出席 LLCまちづくり甲府 業務担当 深津宏樹、企画担当 岡 健司

5.議事内容等
 開会の後、望月会長から、「先般かすがも~るにオープンした『山梨まんなか市場』は盛況のようで何よりだ。100円商店街も好評のようで、活性化事業が少しづつ実行に移されている感がある。本日は議題もいくつかあるが、真剣に議論いただき前向きな意見をいただきたい」旨のあいさつをした。
続いて、望月会長に議長に就任いただき、まず議事1)について、事務局に説明を求めた。

1)一部委員の入れ替えの承認について
 資料1の委員(案)により事務局から説明。委員18名、オブザーバー2名に変更は無いが、まちづくり甲府の組織から専務理事が外れたことによる委員の交替、人事異動による委員交替など、4名の委員・役職の変更を説明し、全員異議なく承認された。
【編注・資料1は公開されていませんが、これまでの委員リストを修正してみました】

2)中心市街地活性化基本計画の修正について
甲府市企画部中澤課長より、基本計画の修正について説明。計画認定時の57事業に、甲府駅北口観光案内板設置、地場産業紹介ディスプレイ設置など5事業を加えて62事業とした。成果指標である小売販売額、歩行者通行量、居住人口は中間の数字をみると、リーマンショックの影響などもあり、かなり厳しい現状にある。

議長は、中澤課長の説明を受けて、各委員に意見・質問を求めたところ、次のとおり意見・質問が出され、甲府市中澤課長・会議所越石課長等から回答があった。

(基本計画の修正に関する意見・質問、回答)

望月会長:目標未達成でも補助金の返還等は必要ないのか。
 丸茂委員:甲府の基本計画認定は全国60番目前後だが、この時期は景気が急激に悪化し始めた頃でもあり、どの市町村も成果指標の達成は厳しいはずだ。同じ頃に認定を受けた市町村のなかで成功事例があれば教えてもらいたい。
望月会長:特に同等規模の市町村の動きについては調べて報告してもらいたい。
樋口委員:歩行量は全体としては減少しているが、ポイントによってもかなり違う。ポイントごとに対応策を考えた方がいいのではないか。具体的には紅梅町周辺がこの秋に整備され、中心部の活性化の目玉となるので、ここを重点的に支援するべきではないか。
 大村委員:紅梅町オープンに向けては会議所を中心に販促イべントの計画がある。岡島でもこの時期に物産展をぶつけるなど、紅梅地区を盛り上げていくつもりだ。
 越石課長:10月9日から10月末まで「甲府グランバザール2010」の名で朝日町を含む中心商店街全体の販促イべントを計画している。商店街全体として盛り上げるとともに、各個店は紅梅町オープンをチャンスととらえて積極的に参加してもらいたい。
 中澤課長:成果指標の未達成イコール補助金の返還というものでもないが、やはり達成・未達成は成果として問われる。補助金の使途が不適切な場合は返還の対象となりうる。成果指標の中には、とある公民館の利用者数というようなものもあり、こういったもので催しものを増やして成果指標を達成した例もあると聞く。歩行量や居住者人口は施設の利用者数などに比べて達成が難しいものである。同規模の市町村の動きについては、また調べてご報告したい。
森澤委員:中心でイべントがあると駐車場不足と渋滞で、中心街が大変混雑する。何か駐車場対策を考えていれば教えてもらいたい。
 小杉氏(宇佐美委員代理):紅梅ビルには来客用に170台の駐車場があるが、とても足りないので、外の駐車場とも契約することを検討している。

3)甲府駅北口拠点整備について
 甲府市中澤課長より、資料を元に説明。藤村記念館、ぺデストリアンデッキ、よっちゃばれお祭り広場など今年度内に完成予定の事業のほか、甲州夢小路、新県立図書館など平成24年度までには概ね完成する予定の事業を中心に説明があった。説明に対して議長が、質問・意見を求めたところ、以下のような質問と意見が出され、宇野委員等が回答した。
樋口委員:紅梅町のオープンのように、北口でもハードの整備に留まらず、販促のイべントをしないともったいない。
 宇野委員:駅北口でも今年の8月頃、ぺデストリアンデッキの完成に併せてNHKのキャラクターやヴァンフォーレ甲府との関連イべントを計画している。舞鶴陸橋だけでなく線路の南北を結ぶ歩道、陸橋からの昇降が楽になるエレべーターなども現在検討中である。

4)合同会社まちづくり甲府の平成22年度事業について
 本議題については事務局より説明。今年度の新規事業である、中心市街地再生モデル事業、100円商店街事業、山梨まんなか市場事業の内容について担当の大芝委員、事務局深澤、岡が説明した。議長は、説明を受けて、各委員に意見・質問を求めたところ、次のとおり意見・質問が出され、以下の通り回答があった。
望月会長:オリオンイーストの地権者に事業計画に対する合意形成ができそうか。テナントは県外から誘致するのか。
 大芝委員:合意形成は3回目までの面談交渉で得られればと思っている。本事業のコンサルである東京のUG都市建築設計を通じて、核テナントは東京から集客のあるお店を、残りは地元から誘致したい。
望月会長:100円商店街では100円のものを出品して損するところがあるのではないか。年間4回実施ということだが、毎月実施した方が良いのではないか。
 越石課長:100円商店街は100円の商品をきっかけに、個店に足を踏み入れてもらうことを目的にしており、100円商品のもうけ自体が目的ではない。顧客と店前でコミュニケーションしたり、100円商品を買い上げて、店内に入ることで、新規顧客の獲得につながる可能性がある。
清水委員:商人塾は個店の売上増に寄与する大変有意義な事業だったと思うが、なぜ補助が打ち切られてしまったのか。
 宇野委員:商人塾は2年間甲府市の補助事業として会議所で実施したが、補助事業として終了しただけで、今後は商業者の自発的な活動として実施してもらいたい。具体的な活動計画が固まったところで、相談してもらえれば甲府市としても側面的な支援をするつもりでいる。
望月会長:山梨まんなか市場は補助事業終了後の平成23年度以降も、是非継続してもらいたい。現在は人件費・事業費とも補助金で賄っているとのことだが、とても良い事業なので自立を見据えて、運営してもらいたい。
 事務局(岡):オープンして約2ヶ月だが、従業員のローテーション方法や仕入れ先の検討をして、自立できるように利益の捻出方法を考えている。
 宇野委員:事業受託者である、まちづくり甲府でも継続の方法を模索している。事務局を中心に、利益率向上やコストダウンを検討しているので、しばらく見守っていてもらいたい。

5)その他
 議長からのその他の意見や要望を求めたところ、特に無かったため、越石課長から6月19日に開催されたイオンモール甲府昭和の大規模小売店舗立地法に関する説明会の内容について紹介した。説明会で配布された資料を元に、売場面積、営業時間、駐車台数などの概要につき情報提供をした。これに関連して、意見等を求めたところ特に無かったため、議事を終了し、事務局が閉会を宣した。

こんな議事録をブログに載せるのは初めてです、上でリンクした宇野さんと甲府市活性化について書いた記事に関係があります。この議事録のソースはAdobe Readerをインストールしてあるパソコンでインターネットを使っておられる方ならどなたでもアクセスして読むことができます。ちなみにAdobe Readerは2010年6月29日(米国時間)に緊急のセキュリティ・アップデートが公開されて現在のバージョンは 9.3.3 です。