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追記-残党ブログさんの11日記事にNHKの記事が引用されていて、「これは10日甲府市の宮島市長が記者会見を開いて明らかにしたものです。」ということが分かりました。NHKサイトからは消えていたので気が付きませんでした。

2008年1月12日の産経新聞山梨版によると、甲府市が武田氏館跡周辺の整備計画を発表したとのことです。


甲府市は、国史跡に指定されている戦国大名・武田氏の館跡周辺の整備事業計画を発表した。武田氏館は躑躅(つつじ)ケ崎館と呼ばれ、永正16年(1519)に信玄の父、信虎が築いた。現在、跡地には武田神社が建っている。発掘調査に基づき整備を進め、敵を防ぐための土塁などの構造物は、可能なかぎり当時の工法で復元。信虎が館を築いて500年目にあたる平成31(2019)年度の完成を予定している。
 市では昭和45(1970)年から用地の取得を始め、平成7(1995)年から発掘調査に着手。平成16(2004)年に整備のための基本計画を策定した。総整備面積は、約7万1000平方メートル。「大手門周辺」「北郭全域」「西曲輪」「梅翁曲輪」のエリアごと4期に分けて整備を行う。第1期工事はすでに先月末から始まっており、平成21(2009)年度までに当時、館の正面玄関だった館東側の「大手門周辺」(約2万5000平方メートル)の工事を行う。(編注・元号と西暦を追加)


私は一度だけ大手口発掘調査現場の見学会に出かけたことがありまして、大変感銘を受けました。「武田氏館大手口三日月堀」という記事に残しています。「史跡武田氏館跡基本構想・基本計画」については後で調べてみます。平成9年3月定例会の「市議会だより」には以下の記述がありますが、全体としてどのような計画でその予算-執行状況などを整理しておかないと私自身の理解が進まない、しかしこんなことは自分の本業じゃないから時間があればの事ですが(^_^;)

「文化財を活かしたモデル地域づくり」 構想の内容は
    [問]市長が表明されました、相川地区及びその周辺を対象とした「文化財を活かしたモデル地域づくり」が、地域の活性化に結びつき、「ゆたかさ」や「ゆとり」、「心のやすらぎ」や「快適さ」を実感できる街づくりとなりますよう期待しますが、その構想の趣旨と内容を、また、九年度事業費の内訳を具体的にお示しいただきたい。
    [答]史跡武田氏館跡整備基本構想・基本計画立案作業の一環として、「相川地区及びその周辺を対象とした、文化財を活かしたモデル地域づくり」の構想を策定するものであります。
   具体的には、武田氏館跡の整備を主体に、周辺文化財の整備・活用、街路整備、駐車場等の施設計画、動植物保護、美観形成、商業ゾーンの設定などを検討していく内容となっています。この構想の策定により、地域の伝統文化や歴史景観の保存、再生そして整備、活用を図り、地域住民にとっては住みやすく観光客にも魅力あふれた街づくりを目指したいと考えております。なお、平成九年度事業費の内訳は、史跡公有地化に伴う用地取得・建物補償等三億円、発掘調査費千三百万円、史跡公有地管理費三百三十万円、整備基本計画策定費九十万円でございます。

私は大手口三日月堀見学会の記事を書いた時にも調べた事があるような気がして・・・ 附属機関等一覧の議事録リストから見ると一番最近のものでは、平成17年11月30日 第1回史跡武田氏館跡保存整備委員会の議事録がありますがその後は見つからないのでそのまま放置してしまったのじゃないかと思います。広報誌PDFファイルなどを丹念に見ていけば何か分かるかも知れません・・・が

武将屋敷跡の表示
時々武田通りを通るのですが、ふと目についた設置物を信号停止の時に撮って見ました。これは何でしょう?(^o^) もちろん歩道を歩く方々には分かります。でも、観光バスやマイカーで武田館・武田神社を訪問されるお客様が車窓から見て分かるでしょうか。ついでに寄ってみようと考えていただけるインパクトがあるでしょうか。平成9年ですから宮島市長ではないのですが、議会答弁の重みは日常の些細な仕事にも活かされていなければならないと思っている私は甲府という「まち」には魅力を感じているエイリアンです(^o^)



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