日本に欠けているものは数あれど、致命的なのが、
「できないことをできないと言う」
「できなかったときは正直に言う」
ことではないかと思われ、してみると、
「何が何でも学校へ行く」
「宿題は何があっても必ず仕上げる」
という従前の良識とされてきた指導は、これを悪化させこそすれ、
将来的な改善にはつながらないのではないか。
「人として当たり前、できないのは恥ずかしいこと」
だなんて圧をかけて追い込んでみたところで、
「不登校を恥じ、無理して通学させた結果のイジメや自殺」
「宿題は答を写すかノートを忘れて、やったことにする」
という展開しか生まない。
考えてみりゃ当たり前なんだけど。
「なぜ行きたくないのかを考え、原因を解決する、あるいは他の選択肢を考える」
「できないときはできるだけでいいし、できない理由を考える」
でイイと思うの。
犯罪行為でもあるかのように糾弾しなくてもイイと思うの。
そういう基本的なレベルのところで、
「できたことにする」ばかりがまかり通るから、
後々大きなところで犯罪的な社会的損失につながると思うの。
原発もオリンピックも統計偽装も公文書改竄もパワハラも過労死も、
みんなここに通じると思うの。
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