競馬場の先生から骨折馬を送る、との連絡。
中手骨外顆の完全骨折。
外顆は近位方向へ変位してしまっている。
それは直せると思うが、外側種子骨に縦に気になる線がある・・・
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そのまま骨鉗子で挟んでみる。
やはり関節面がずれたままになる。
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骨折線近くまで4.5mmドリルで穿孔し、3.2mmドリルガイドを挿入してそのドリルガイドで外顆を遠位方向へ引っ張る。
そして骨鉗子をかけてX線撮影する。
いくらかましだが、まだ関節面にずれがある。
もっと力を入れて引っ張らなければならない。
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ドリルガイドはパイプ状だ。へたすると曲がってしまうかもしれない。
それで、中に3.2mmのドリルを差し込んでおいて引っ張った。
さらに、中手骨自体は近位へ引っ張り、球節は内反するように力をかける。
外側の側副靭帯が外顆を遠位へ引っ張ってくれるだろう。
ほぼ完全に関節面の段差はなくなった。
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screw3本で固定した。
そして、この角度で撮影すると、ずっと種子骨の骨折線が写っていた。
やはり縦割れしているのだ。
外顆が完全骨折すると、種子骨間靭帯に牽引されて種子骨が縦割れすることがある。
その場合は競走復帰は困難、とされている。
この3歳馬はメスで、繁殖供用してもらえるらしい。
繁殖雌馬として生活していくなら、この競走馬時代の後遺症に悩まされることはないだろう。
(このタイプの骨折について続く・・・・・)
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先日、コキアを観に行ってきた。
真っ赤に紅葉するのが人気なようで、平日なのにずいぶん賑わっていた。
つづきが気になる。
コキアはほんとかわいい。レア食材のコーナーのとんぶりを見て、そろそろ見頃かな?と思っていたとこです。
うちのは画像手前のようにしょぼくしか育たず、消滅しました
土壌を整えて、プロが植えつけたであろうコキアでも発育不良の株があるようです。
植えてみようかとも思いますが、一年草なんでね。毎年植えないと。