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馬医者残日録

サラブレッド生産地の元大動物獣医師の日々

北獣誌3号(69)2025 ”ウェルカムショット”への懸念と鶏での抗菌剤耐性事例と事情

2025-03-21 | 学問

北獣誌の3月号が届いて拝読した。

巻頭には田村豊北海道獣医師会会長の「二次選択薬の慎重使用を考える ーーウェルカムショットと卵内接種ーー」なる論説が掲載されている。

2月号に掲載された子牛への”ウェルカムショット”への懸念を述べた論説の続編である。

田村先生がご自身で前回の論説を要約してくださっている。以下、改変引用。

・ウェルカムショットという用語に抗菌薬の使用を促進するニュアンスがあり、好ましくない

・農場の感染状況によって獣医師の判断で予防的な抗菌剤使用も選択肢になりうること

・しかし、二次選択薬の使用は理由はともあれ避けなければならない

・仮に投与が必要と考える場合は、連用にならないようにインフォームドコンセントを徹底すること

              ー

そして今回の論説では、鶏卵へのセフチオフルの卵内接種が健康な肉用鶏の糞便から分離された大腸菌の第三世代セファロスポリンへの耐性率を急増させた事例を紹介してくださっている。

自動卵内ワクチン接種システムを使って卵内にワクチンを接種するのに、卵表面からの汚染による胎児の細菌感染を抑えるためにワクチン液の中にセフチオフルを混じていたのだそうだ。

養鶏関連の協会が自主規制によりセフチオフルの混入を止めたところ、この耐性は「想像を遙かに超えて」急激に低下した、とのこと。

養鶏関連の協会が自主規制したのは、鶏肉の半数から医療で重要視されるESBL(基質特異型拡張型β-ラクタマーゼ)産生大腸菌が分離されることが大々的に新聞報道され、消費者に関心をもたれることになったからだろう。

自主規制による抗菌剤使用中止が抗菌剤耐性を抑えた良い事例・・・・ではなく、農林水産省の指導に基づく生産者談代の第三世代セファロスポリン使用の自主規制と同時にカナマイシンの販売量が増加しており、肉用鶏由来大腸菌のカナマイシン耐性率が増加している。

               ー

効率性や利便性から抗菌薬を安易に適応外使用することにより、思いもしない急激な薬剤耐性菌の上昇を招いた」事例と述べられている。

(自動鶏卵内ワクチン接種システムにおいて、卵表面の汚染を除去・消毒して、抗菌剤をワクチン混入させる必要がないようにできないのだろうか?)

獣医師は治療上やむを得ない状況になった場合、抗菌薬を適応外使用する認められている認められている。しかし、不適切な抗菌薬の使用が生み出す負の効果も、常に考えて治療することが重要である。

特に二次選択薬は医療に及ぼす影響は非常に大きいものであり、一次選択薬が無効な場合に限定して使用することとされている。

そして、現在、医療でマイコプラズマ感染症の大流行が問題になっていること、2000年頃からマクロライド耐性マイコプラズマが増加していること。しかし、今もって一次選択薬はマクロライド系薬であること、を述べておられ、

動物分野でのマクロライド系薬の使用は慎重になるべきと考える」とされている。

最後の一文は、

牛におけるマクロライド系薬の使用量は、二次選択薬であるマクロライド系薬の承認された頃から上昇傾向にある

               ー

馬の獣医師は、セファロスポリン系抗菌剤はよく使うし、

カナマイシンも使う獣医師がいるし、

仔馬のR.equi感染症ではマクロライド系抗菌剤も使われる。

食肉になることがとても少ないサラブレッドでは食肉としての人への影響はとても少ないと思うが、抗菌剤耐性が進むことで治療効果がなくなることは多くの獣医師が実感している。

獣医師は抗菌剤の慎重で賢明な使用をこれからも心がけていかなければならない。

とても興味深い論説だ。

              /////////// 

ことしは3/20が春分の日。

今日は小雨が降った。

モクレンの花芽はまだまだ小さく固い

 

     

 

 

 


正常な馬での超音波画像検査で見える肝臓の位置

2024-12-09 | 学問

馬の肝臓が年齢とともに萎縮するなら、それは体表からの超音波検査でわかるのか?見えるのか?

               ー

臨床的に正常な馬での超音波画像で見える肝臓の位置

Aust Vet J 2016 Jun;94(6):192-6

Johns I.C. Miles A

目的: 超音波は、肝機能障害が疑われる馬の評価に広く使用されている。サイズの変化は病理学的変化を示唆していると考えられるが、馬の肝臓超音波検査で見える位置(HUVL)を定義する明確なガイドラインは存在しない。この研究の目的は、正常な馬のHUVLを記述し、これが症状、体高、体重、および母ティーコンディションスコア(BCS)によって変化するかどうかを判断することであった。

デザイン: 前向き観察研究。

方法: 臨床的に正常で肝疾患の既往がない58頭の馬で、両側超音波画像検査を行った。肝臓を観ることができた最も頭側/尾側の肋間 (ICS)、肝臓が視覚化された ICS の総数、および肝臓の腹側範囲が記録された。

成績: 肝臓は、58頭中56頭(97%)で右側、58頭中41頭(71%)で左側、39/58頭(67%)で両側に視覚化された。最も頭側のICSは5(右)または4(左)で、最も尾側は16(右)または11(左)であった。肝臓はICS 0-11(右)とICS 0-5(左)で視覚化された。肝臓は、肋軟骨接合部の腹側では視覚化されなかった。性別、品種、体高、体重、BCSによるHUVLに対する有意な影響は認められなかった。肝臓は、若い馬(ICS中央値7)と比較して、24歳以上の馬では有意に少数の右側ICSでしか見えなかった(ICS中央値3.5)(P=0.016)。

結論: これらの知見は、肝臓は右側で一貫して視覚化されるべきであるが、左側では超音波検査で見える肝臓がないことは臨床的に意味がある可能性は低いことを示唆している。肝臓の大きさは、高齢の馬で減少する可能性がある。

              ー

右では5~16肋間、左では4~11肋間で肝臓が見えることがあった?、と書いているが、右では0-11、左では0-5とも書いてあり、どういうことなのか全文を読んでみないとわからない。

ネット上で購入して読めるが・・・・・・買わない;笑

いずれにしても、紹介したかったのは、年齢がいくと肝臓右葉が小さくなることが体表からの超音波画像検査でもわかる、ということ。

            ー

馬の肝臓がどの位置で見えるか、どのくらいの部分が見えるかは、大腸をはじめとする消化管の膨満の程度によってずいぶん異なる。

ほかの動物での経験が乏しいので、ヒト、小動物、牛でどうなのかはわからないが、疝痛馬で腹囲膨満していると腹圧が高くなり、肝臓は頭側へ押しやられている。

そして、膨満した大腸に覆われて肝臓右葉も見える部分が減少する。

痩せた馬と太った馬でも異なる。

痩せた馬では腎臓も低い位置(腹側)に体表からの超音波画像検査で見える。

太った馬では腎臓は背中側に張り付いて見える。

臓器の位置、大きさ、そして体表からの超音波画像での見え方は、その個体の状態によってもかなり異なる。

            ー

肝臓が小さくなるほど喰うなよ。と私は思うと書いたが、飼われている馬は自主的に食べる量を調節しているか?

肝臓が小さくなるほど人が喰わせている、とも言える。

どう思いますか?

             ーーー

オーストラリアの人口ってどれくらいだか知ってるかい?

2,660万、日本の1/5~1/4だそうだ。

馬は多いのか?

日本の獣医さん、日本の獣医学、日本の馬医者も負けてられないと思う。

             //////////

シラカバを薪割しながら、あ~三方六、と思う。

銘菓「三方六」

十勝地方の開拓時代、薪を買ってもらうためには、三方を6寸以下に割って下さいよ、が条件だった、ということから名付けられたらしい。

 


馬の肝臓右葉は年齢とともに萎縮する

2024-12-08 | 学問

「馬の肝臓は歳とともに小さくなってしまうんです。

肝臓が小さくなるほどもの喰うな、って話ですよね」

と日常でも講演でもしばしば述べてきたので、そのevidenceとなる文献を紹介しておく。

           ー

馬の肝臓右葉の萎縮:17症例(1983-1993)

JAVMA, 1994,204(7),1057-1061

Jakowski, R.M.

右肝葉の萎縮を認めた17頭の馬の症例記録を総括した。15頭の馬に疝痛の徴候があった。2頭の馬は、消化管疾患とは無関係の臨床的問題を抱えていた。年齢は5歳から30歳(平均12.6歳)で、品種や性別の素因はなかった。臨床的に正常な馬では、右肝葉は総肝臓重量の半分を占めている。この研究の17頭の馬の右肝葉は、総肝臓重量の11.0〜38.3%(平均27.8%)の範囲であった。この研究における馬の肝臓組織の組織学的検査に関する知見は様々であった。ほとんどの馬は肝細胞の喪失を示し、肝間質の硬化と厚いしわの寄った肝小葉を伴っていた。これらの馬の追加の所見は、大結腸の捻転(15)、胃破裂のないイレウス(3)、大腸炎(2)、腸間膜絞扼に続発する結腸梗塞(1)、敗血症に続発する結腸梗塞(1)、有茎脂肪腫による小腸の絞扼(1)、および腎脾臓のエントラップメント(1)であった。右肝葉への動脈血または静脈血の供給に関与する血管障害性疾患の形態学的証拠は見つからなかった。さらに、肝臓のこの部分には胆道疾患の証拠はなかった。右肝葉萎縮は、右背結腸と盲腸基部の異常な膨満による肝臓のこの部分の長期にわたる潜在性の圧迫に起因すると考えられている。高濃度で低繊維の食餌を馬に与えることは、肝臓右葉を横隔膜の臓側面へ強く圧迫する膨満を引き起こし、右背結腸の萎縮に寄与する可能性がある。

                ー

数多く馬を解剖してきた私は、この地域の繁殖牝馬の多くも、年齢が行くと肝臓右葉が小さくなることを実感してきた。

右葉だけ?

この文献に書かれているように、馬の肝臓右葉は肝臓の総重量の約半分を占めている。

長年圧迫されて小さくなってしまうことは決して望ましいことではあるまい。

この著者は、濃厚飼料の多給と低線維の飼料を与えること(粗飼料の不足)が、右背側結腸と盲腸基部の膨満につながり、肝臓右葉を圧迫するからではないかと考察している。

粗飼料だけを食べている馬では、高齢になっても肝臓右葉は萎縮しないのか知りたい。

私は、肝臓右葉が最も圧迫されるのは、青草が豊富な時季に、濃厚飼料もたんまり与えられている馬なんじゃないかと推察している。

アフリカのシマウマはどうなんだ?

そんなに長生きせずにライオンに喰われてしまうのか・・・・・

           ///////

寒くなった

ことしは雪も多いんじゃないかと、期待と畏れと

 

 

 


母馬の糞便は仔馬のRhodococcus equi感染源になるか?

2024-12-03 | 学問

「毎年、この繁殖牝馬の子がロドにかかるんだよね」とか、

「あの馬が来てから、うちの牧場でロドが出るようになった」などと言われることがある。

特定の母馬が仔馬のRhodococcus equiの感染源なのではないか、と疑う人がいるのだろう。

それについて母馬の糞便中のR.equiを調べてみた、という研究。

           ー

この研究は、2006年のAAEPで口頭発表された。

Are Mares a Source of Rhodococcus equi for Their Foals ?

母馬たちは彼らの仔馬のロドコッカスエクイの感染源か?

そして、2007年のAmerican Journal of Veterinary Research の1月号に

Evaluation of fecal samples from mares as a source of Rhodococcus equi for their foals by use of quanticative bacteriologic culture and colony immunoblot analyses

仔馬のRhodococcus equi感染源としての母馬の糞便検体の、定量的細菌培養とコロニーイムノブロットによる評価

として掲載された。

これも Noah D. Cohen 先生のグループの研究。

A. J.V.R 68(1),63-71,2007

AAEPへ抄録を提出しておいて、学術論文としても投稿していたのだろう。さすが。

             ー

目的: 牝馬が子馬にとって臨床的に重要なRhodococcus equiの供給源であるかどうかを判断すること。

サンプル集団:ケンタッキー州の1牧場の171頭の牝馬と171頭の子馬(2004年と2005年に評価)。

方法: 4つの時点(分娩前2と分娩後2)で、牝馬の糞便検体中のR equiの総濃度と病原性R equiの濃度を、それぞれ定量的細菌培養とコロニーイムノブロット法を使用して決定した。これらの濃度は、R.equi関連肺炎を発症した子馬の牝馬と、発症しなかった子馬の牝馬で比較した。各年のデータは別々に分析された。

成績: R.equi関連肺炎は、171頭中53頭(31%)の子馬で発症した。すべての牝馬において、少なくとも1時点で病原性R equiの糞便排泄が確認された。細菌培養の結果は、全時点では171頭中62頭(36%)の牝馬で陽性であった。しかし、発症しなかった子馬の母馬と比較して、R equi関連肺炎を発症した子馬の母馬における総または病原性R equiの糞便濃度には有意差はなかった。

結論と臨床的関連性: 結果は、R.equi関連肺炎の子馬の母馬は、発症しなかった子馬の母馬より糞便中へR.equiを多くは排出しなかったことが示された。したがって、子馬のR equi感染は、母馬を比較したときにより多くの糞便へ排出することとは関連していなかった。しかし、少なくとも1つの時点ですべての牝馬の糞便中に病原性R.equiが検出されたことは、牝馬が周辺環境にとって重要なR.equiの供給源になり得ることを示唆している。

            ー

R.equi肺炎にかかる仔馬の母馬は、他の母馬(R.equi肺炎を発症しない仔馬の母馬)より多くの病原性R.equiを糞便中に排泄しているのではないか?

という仮説を検証した野外調査。

1牧場での調査だったのが残念。

大牧場だが、かなりの多発牧場だ。

発症率は31%だが、もっと多くの仔馬がR.equiに罹患していて、発症しなくても病巣を持っていたと見るべきだ。

残念ながら仮説は否定された。

R.equi肺炎を発症した仔馬と発症しなかった仔馬のそれぞれの母馬の糞便の間で、R.equi総量も病原性R.equiの量も有意差はなかった。

この研究者らは、

「仮説のような感染仔馬の母馬が病原性R.equiをより多く排泄していることは確認されなかったが、

母馬たちが病原性R.equiを排泄していることは確認できたので、牧場環境の汚染源であり、感染源であるかもしれない」

と述べている。

これは、本当は研究としてはしてはいけないことだ。

仮説が否定されたら、そのとおり証明できなかった、とするのが正しい態度。

             ー

私は母馬の生の糞便が、仔馬のR.equiの大きな感染源として重要だとは思わない。

母馬は呼吸器にも、腸管にもR.equiの病巣を持たないので、病原性R.equiが母馬の体内で増殖しているとは考えにくい。

感染した仔馬の糞便に大量に含まれる病原性R.equiが母馬の口から入って通過しているだけの可能性もある。

調査された牧場のような多発牧場だと、病原性R.equiは土壌中や厩舎内の粉塵の中にも含まれているはず。

「毎年、この母馬の子がR.equi肺炎を発症する」という事象の要因としては、

その母馬の子が免疫的に弱い遺伝形質を持っているとか、

その母仔が去年も入れられていた馬房が風通しが悪いとか、

入れられていたパドックの土壌が汚染されているとか、

その母馬の繁殖状況で、R.equiに感染しやすい季節に生んでいるなど、

直接の感染源である以外の要因がいくつも考えられると思う。

            ///////////////

机の上、机の中、本棚の膨大な資料を処分した。

よくまあこんなに文献を読み勉強してきたものだと自分でも思う。

人の歩む年月は長い。

積み重ねればその量はそれなりの量になる。

           ー

これからの人たちはpdf化してデジタル保存した方がイイです。

記憶媒体のクラッシュ、火災・雨漏り、パスワード忘却に耐えられるバックアップを忘れずに;笑

 

 

 


Equine Veterinary Journal の変容 2 共著者についての表示

2024-09-25 | 学問

Equine Veterinary Journal の掲載論文の変化について思うこと。

本分の最後に、共著者(共同発表者)のそれぞれがその論文について何の役割を果たしたのか表記するようになっている。

A はこの研究のすべてのデータに関係しており、そのデータの尊厳に責任があり、B とともに分析の正確性にも責任がある。

CとDは、この研究のデザインを行った。

Aがデータを入手した。

AとBがCT画像を評価した。

EとAが統計解析を行った。

すべての著者は論文を下書きし、校閲し、最終論文を承認した。

              ー

論文に責任を持つ人だけが共著者であることを示している。

そして、各人が何の役割を果たしたかを示している。

さらに、役割を果たしていない人、責任を持っていない人が共著者に入っていないことを示している。

              -

すべの著者が研究デザインと実施に貢献した。

発案、データ収集、統計解析、データ分析、そして文章著述はAが行い、Bが校閲した。

C,D,E,Fは調査の発案と計画に貢献した。

Gは調査の技術的実践について支援し・・・・

            ー

役割を果たしていない人は共同報告者に入っていませんよ。

            ー

すべての著者は、研究デザインとデータ収集、あるいはその両方に間違いなく貢献した。

それぞれの著者は論文の著述、あるいは校閲にたずさわった。

そして、それぞれの著者が最終論文を承認した。

            -

関係していない人が共著者になっていたり、最終論文を見ないままになっていたりしませんよ。

           ーーー

本来、論文の共著者とは、その論文について責任を負う人ということになっている。

一緒に診療したとか、採材に協力したとか、論文作成にアドバイスしたとか、etc.という人には、謝辞を述べるにとどめるべきなのだろう。

            ー

「協力したのに共著者にオレの名前が入ってない」「もう二度と手伝わない」

と言われると、以降の調査研究ができなくなる。

それなら、計画段階 concept の段階から研究に入ってもらって、実践 implementation も手伝ってもらうのが本来なのだろう。

            ー

私も長く調査、研究も行い、学術論文にも名前を連ねてきた。

時代は進み、研究として緻密さと厳格さが要求されるようになっている。

ダイナミックではなくなっているかもしれないが、そうあるべきところへ進んでいるのだろう。

            ー

著者の中で、とくに筆頭著者 first name は研究者として社会的にも研究歴として特別な扱いを受ける。

最も責任が重く、その論文著述、その研究を最も主体的に行った者が筆頭著者がなるべきであろう。

そうでないなら研究上、論文報告上の虚偽だ。

           ///////////

前日は好く晴れて山容が見えていたのに、登頂前夜は大雨。

朝は雨が止むのを待って登り始め、原生林の中を歩き、急登にあえぎ、なんとか頂上へ。

雄阿寒岳。

原生林に囲まれ、大小の湖沼を麓に持つ独立峰。

眺望が素晴らしい・・・・そうだ;笑

登りでへばっていると下りもなかなかたいへんだ。

秋の日は短い。

それでもゆっくり降りたので、倒木いっぱいの原生林をたっぷり味わえた。

晴れた日にまた登りたい。

                                               ー

そう言うと、論文投稿、論文掲載を高みに登る summit って呼ぶ。