馬医者修行日記

サラブレッド生産地の大動物獣医師の日々

ばんえい競馬存続の可能性2

2006-11-30 | 日常

きゃさりんさんからこのようなコメントが届いた。コメント欄では、目立たないといけないので、こちらへ転載しておく。

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この場をお借りして申し訳なく思いますが、ばんえい競馬存続に対してこのような運動が行われている事を紹介させて下さい。
インターネットで、http://www.nokyoren.or.jp/ 十勝農協連のサイトにアクセスし
トップページの左下、ばんえい競馬存続を求める署名運動のところをクリック、
その先に署名用紙があるので、それを印刷して使って下さい。12/9までに書いてある署名活動協力団体に届けていただけないでしょうか?
もし、協力してくださる方がいらっしゃいましたらよろしくお願い致します。
また、帯広市に対してメールでも手紙でもどんな形でもいいので「ばんえい競馬を存続させて欲しい」という声を届けていただける方がいらっしゃいましたら、よろしくお願い致します。帯広市HP→http://www.city.obihiro.hokkaido.jp/ 下の方に住所とE-mailアドレスが出ています。
HIG様、勝手にこのような投稿をしてごめんなさい。もし、この場に不適切と思われる場合は削除して下さいますよう、よろしくお願い致します。

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他にもアクセスしてみて下さい。

署名・集会等の連絡用サイト

http://carol.chu.jp/banei/

つぶ串ひとつ

http://doeidaisuki.blog56.fc2.com/blog-entry-63.html

私設ばんえい競馬資料館blog別館

http://riki-midori.cocolog-nifty.com/blog/

ばんえい競馬情報局

http://banei.boxerblog.com/weblog/cat32951/index.html

つづけよう!ばんえい競馬

http://homepage2.nifty.com/banei/

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Pb300053 初雪。

「雪に願うこと」・・・・・・・・

疝痛馬が入院している厩舎。

今晩は夜中も起こされそうだ。

Pb300050 日本庭園で、月明かりなどを楽しむために白い砂を積み上げて作った山を、なんと呼ぶのだったか???

これは診療室わきの砂の山。


ばんえい存続の可能性

2006-11-29 | 日常

 ばんえい競馬はまだ存続の可能性が残っているらしい。

http://riki-midori.cocolog-nifty.com/blog/

厳しいのはわかるが、新しい発想で新たな形での存続を考えて欲しい。

バブルの頃に剰余金を蓄えたり新たな発展を考えておかなかったつけが回ってきている気がする。

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Pb290042 便秘馬入院中。

夜になって、もう一頭便秘馬入院。

明日は、探査的開腹手術が予定されている。

チョッと季節外れなんじゃないの?

 


ばんえい競馬廃止

2006-11-28 | 日常

Pb280040

ばんえい競馬は廃止になる。

北海道遺産、伝承されてきた馬文化と言っても、マイナス部分を帯広市民だけで負担することはできない。

しかし、運営団体だった旭川市、北見市、岩見沢市、帯広市は、するべき努力を、工夫をやりつくしたのだろうか。

収支がよかった頃も、そして見通しが厳しくなったときも、もっとできることがあったのではないだろうか。

それが、残念だ。

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競馬の所轄官庁は農水省、競輪は経済産業省、競艇は国土交通省。

見ようによっては、各省に一つずつギャンブル運営の権限を認めたのだ。

民間には認められないギャンブル運営を許されながら・・・・・・・

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 ギャンブルの街、ラスベガスもかつてさびれかけたことがあったそうだ。ホテル群が老朽化し、治安が乱れ、イメージが悪化し、観光客が減少した。

それを市をあげて、ダウンタウンを再開発し、ホテルも設備投資し、カジノ以外の娯楽施設を作った。

今は、カジノ目当ての客以外も多数訪れて楽しめる観光地になっている。

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 ばんえい競馬は、世界で唯一の魅力あるコンテンツだ。

 馬を見慣れた人でも、重輓馬を見ると「うわーっ」と思う。

 まだやるべき方法・努力があったんじゃないだろうか・・・・・残念だ。 


師走前

2006-11-27 | 日常

  午前中、喉なりの手術。Dr.Spiritoの手術に刺激を受け、できは上々。

 きのう開腹手術した子馬は調子よく、昼に帰って行った。

 午後は、種子骨骨折の関節鏡手術。左右両方なので少し時間がかかったが、秘密兵器を使って摘出した。

 夕方、肺炎の診断。超音波で見ると無気肺部がある。気管枝鏡で見るが感染部位を特定できない。気管枝肺胞洗浄する。好中球、そして細菌を貪食しているものもある。細菌は形態から数種類はある。好気培養し、嫌気培養にも回す。

 その後、疝痛の子馬。小腸閉塞のようで、開腹手術。

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 さっさとカルテを書いて出してしまわなければ。

 12月の当番表を作らなければいけない。

 英語論文のレフリー審査の回答もしなければいけない。

 週末は東京出張だ。

 年賀状~?、クリスマス~?来月のことは考えない方が良いな。


乗馬、いかに衰えるか

2006-11-26 | 日常

 エンデュランスの獣医委員を務めていて馬に乗りたくなり、何年かぶりで乗せてもらってきた。

大学を卒業してから5年くらいたって、オーストラリアで外乗したことがあった。そのときはインストラクターに「あなたは勝手に走らせて構わないわヨ」と言われたが、ヴィデオ撮影しながらゆっくり乗っていた。新婚旅行だったので。

他の人に「北海道の獣医さんは馬に乗れるんですね」と言われたのが、おかしかった。

 それから約10年。隣町に乗馬クラブができたので、子供にレッスンしてもらい、私は15分間勝手に乗らせてもらったことがあった。何日間か筋肉痛で歩き方が変になったのを覚えている。

それからさらに約5年経って、きのうは30分レッスンしてもらった。

軽速足がこんなに難しかったか?駆足すると人も息が切れるのだったか?

今日は、肩の広背筋、腹筋、背筋、腿の内転筋、ほかが筋肉痛だ。ジョギングで使う筋肉とも違うし、スキーで使う筋肉とも違う。

乗馬は良い運動だ。今、注目の体幹筋を鍛えられそうだ。

時間が許せば、また子供を連れて乗せてもらいにいきたいと思う。

「サンデーライダーになってはいけない」なんて昔聞いたことがあったが、サンデーライダーになるのも難しいのが現状なのだけれど。来週末は、東京出張だ。

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 日高の臨床獣医師の何割かは大学馬術部出身だ。私よりはるかに本格的に学生馬術をやってきた人達だが・・・・・昔乗れたからと言って、今も乗れると思わないほうが良いようですよ~

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今朝は出勤したら開腹手術の最中だった。

他の診療をこなして、午後は別な開腹手術を1頭。P5010037_1

子馬なのでまだ直腸検査できないが、超音波で小腸の閉塞を術前診断できた。

(写真は別症例;丸く見えるのが閉塞して膨満した小腸)

夕方、関東の獣医さんから疝痛馬の相談。

疝痛の季節ではないが、重なるときには重なるものだ。