Ferrum ラテン語で鉄のこと。鉄の元素記号 Fe はここから来ている。
英語で鉄は iron アイアンだ。
英語で装蹄師はFarrier 。
もちろんFerrumから来ている。
鉄屋さん、というのは蔑称だとする人もいるそうだが、そんなことはないのではないだろうか。
英語では今も iron man 鉄男(屋)と名乗っているわけだ。
しかし、古典的な鉄を使う装蹄や造鉄(鉄の棒から蹄鉄を造ること)はされなくなって久しい。
今ならさしずめ Alminiumer というところだろうか・・・・
Alminium は軽くて、弱くて、イメージ良くない? 錆びないけどね。
生産地では、装蹄しないで削蹄を専門にしている人も多いので、削蹄師さんと呼ばれていたりもする。
牛の削蹄を生業としている人たちも、削蹄師だ。
「装蹄師」という呼称(呼び名)、総称(全体を総括する名前)もふさわしいかどうか・・・・
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紹介してきた、跣蹄についての考え、新しい考え方による蹄鉄、そして貼り付けるプラスチック蹄”鉄”などをみても、装蹄師、鉄屋、という職業概念から進歩と変化が必要になって来ているように思う。