わたしは日本獣医生命科学大学は初見参。
歴史のある獣医科大学だ。
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今回は参加申し込みがかなり多かったそうだ。
・場所が那須より行きやすい
・泊まりでなくても参加できるので、特に学生さんが参加しやすい
・大学で行われるので、抵抗感がなく、安心感がある
・北海道のNOSAIからの参加があった(費用補助があった)
くらいが参加者が増えた理由かと思う。
今回は私はサブの講師で、あくまで助手。
午前中は講義室で講義。
参加者の馬臨床経験のレベルが、学生からベテラン獣医師までいろいろなので難しい。
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お昼は急いで実習の準備をして、近くの松屋で牛丼を掻き込んで、午後は実習。
解剖肢で、関節穿刺、神経ブロックの練習。
業者さんの協力でX線撮影も。
そして、剥皮、解剖して解剖構造の確認。
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臨床獣医師に必要なのは、知識と技術と経験。
しかし、学生さんも、経験が少ない獣医さんも、知識も技術も経験も不足しているから積み重ねていく必要がある。
実馬をまったく使えないのは、この研修としては残念。
私たちは神経ブロックの実習では、実習馬に後遺症が残らない方法で跛行を作り(これには経験で開発したHow toがあるのよ)、参加者に神経ブロックを体験してもらってきた。
初めて神経ブロックをやる人にやってもらっても、効果は明瞭に出る。
細かい注意事項になると技術にしても解釈にしても難しい話になるが、やってみればうまく行く。
神経ブロックによる跛行診断は、欧米の獣医学教育のDay One Skillのひとつなのだ。
獣医科卒業生は、卒業した日にできるようになっているべき手技ということ。
今回の研修が、さらなる普及の機会になることを願う。
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研修の翌日は、東京駅へ向かい、皇居一周ランに挑戦。
ランナーが多くて驚いた。
ランナーが速くて驚いた。
みんな本格的なシューズを履き、本格的なウェアで走っている。
近所に住んでいる人は多くはないだろうから、走ることを目的に来ているのだろうな。
私は追い越される一方だったので;笑
他の人のフォームを後ろから観察していたが、
・ほとんどの人が厚底シューズを履いている
・フォアフットストライカー(足底の前部で着地する人)が増えた?かなり居る
・膝や足首が内外に沈み込む人がかなり居る
と、馬医者的な観察眼で観ながら走って退屈しなかった;笑
私が走ったのは5.6km