当歳馬の球節の背側が大きく腫れて、超音波で観ると結合織の袋状組織ができている。
血腫からガングリオンができてしまったのだろう。
外科的に摘出しないと治らない。
当歳で、球節で、病巣は小さいし、ガングリオンそのものは大きいので摘出はたいへん。
腱を傷つけないように、関節へ破らないように、根気が要る作業だ。
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ブログの右上に、「ガングリオン」と記入し、その右の枠で「このブログ内で」を選択してもらうと、
今までのガングリオン類似症例の記事が出てくる。
私がガングリオンや滑液腫にこだわる理由も書いてある;笑
競走馬の球節も手術したことがある。
成書の記載も紹介している。
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自分でも忘れているのだけれど、いろいろたくさん診てきたものだ;笑
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まだ蒸し暑い日がある。
夏の台風が九州に停滞している。
ツリバナの実がなって、葉が色づき、秋を待っている。
ガングリオンは関節軟骨の遊離、関節ネズミのリスクとしてはどうなのでしょう?
日暮れも早くなって秋が近いと実感するこの頃です。
過去記事検索するとオラ君に会える特典付き。朝からうれしい。
関節周囲にできる塊ですが、関節内の骨片骨折や関節ネズミと併発していた症例もありません。馬では、関節周囲の打撲で血腫ができ、それが袋状組織になってしまってできるからでしょう。
まだ北海道も蒸し暑いですが、それでも秋に近づいているのでしょう。