分娩して1日半の繁殖雌馬。
腹膜炎を起こし、子宮穿孔が確認されて開腹手術。
私は会議から戻って来て、途中から立ち会った。
右子宮角が膨らんでいるのがいつもの子宮角穿孔とはちがう。
子宮壁の中が血腫になっている。
中の凝血を出しておかないと後で化膿するかもしれない。
搔き出したら子宮角の膨らみはずいぶん小さくなった。
子馬が後肢で蹴って、ただ穿孔するのではなく、子宮壁の中の血管も切れたのだろう。
あとは、汚れた腹水をできるだけ排泄し、生理食塩液を入れ、また排泄するのを繰り返す。
ドレインを残して閉腹。
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例年、お産が堪える馬だそうで、分娩後2-3日は調子が上がらないのだそうだ。
麻酔覚醒も時間がかかった。
入院厩舎で持続点滴を開始する。
開腹手術前はPCV56%、翌朝はPCV51%だった。
食欲は1割ほど。
どうしようか考えたが、子馬が待つ牧場へ帰ってもらった。
この季節、牧場も忙しい。
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花が開くのを楽しみにしているのに
このGWはすっかり雨のようだ
自粛してもらうには良いかもしれないけど
浅野のお殿様の暴挙にかかわったことで小藩にお預けになり幽閉謹慎させられている旗本をとりまく物語。
赤穂浪士の数名が、殿様の最後の言葉を訊きたくて訪ねてくる。
ことばを伝えたり、赤穂浪士があだ討ちをすれば、この主人公も罪を問われ、預かっている藩も幕府に責められる。
そうなるくらいなら病死、にでもすべく抹殺してしまおうとするかもしれない・・・・・
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まあ、かなり設定にも物語にも無理がある。
将軍の気まぐれや、ご政道にも、赤穂浪士たちの論理も矛盾がある。
思えば、武士道とかいうくせに、ごまかすことは平気でしてきたのだな。
証拠が残せない時代の悪弊だな。