朝、分娩後の不調の繁殖雌馬が来院するとのこと。
来てみたら状態はひどい。
もう倒れそう。
PCV76%、Leukopenia。
一応腹腔穿刺して腹水の検査もする。
多数種の細菌がある。
が、原虫や植物繊維などの消化管内容は確認できない。
それでも、もう予後不良なのは間違いない。
空腸腸間膜が破れ、血行を失った空腸が壊死し、破裂もしていた。
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午前中は、26日齢の子馬の尺骨骨折。
1週間経過を観たが、痛みはよくならず、Xrayでも骨折線が開いてきた。
7孔DCPで内固定。
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その前に来院して待ってもらっていた繁殖雌馬を診察する。
この馬も腹膜炎。
子宮穿孔は確認できなかったが、開腹手術の適応だ。
小結腸の腸間膜が小さく裂け、血行を失った小結腸が壊死していた。
腸間膜の血管を結紮止血しなければならないが、小結腸の腸間膜は脂肪が厚くて血管の走行が見えない。
手術室の照明を消して、無影灯で腸間膜を逆側から照らしてもらう。
すると腸間膜の中の血管が把握できた。
小結腸を切断して内容を洗い出す。
吻合する。
大結腸骨盤曲も切開して大結腸も空にしておく。
それから腹腔内を洗浄する。
2時間ほどで終わったが、すっかり疲れてしまった。
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とうちゃんがいそがしいとオラはひま
さんぽすくなくてげんきあまってしまう