DJDは馬のすべての跛行の1/3以上を占めていると考えられている(左)。
しかし、症状が出た時にはDJDはすでに始まっている(右)。
症状を早く見つける必要がある。
歩様の異常、
いつもの運動を嫌がる。
などの症状に気をつける必要がある(左)。
最もはっきりした症状は跛行だ。
う~ん、しかし、DJDの過程が始まっていても調教や競走を続けている馬は多い。
覚悟の上でやっているなら良いのだが、治療しないまま運動を続けるとDJDは悪化していく。ひどい跛行を示さないところは問題でもある。
熱感がある、
跛行する、
運動を嫌う、などの症状があったらDJDを疑う必要がある。
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DJDのX線所見としては
骨の変形、骨棘形成、関節腔の狭小化、関節腔の拡大。
と言ってもわかりにくい。
それぞれの関節により特徴的かつ特異なX線所見になる。
腕節に骨膜がでるのも(上)、指骨瘤も、種子骨が横から見て両端が伸びてくるのも、足根骨に骨棘ができるのも、骨軟骨症がある肩関節が変形するのも、み~んなDJDだ。
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でないとDJDは進行し、症状は悪化する。
では、どのように治療するかは、また次回。
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今日は種子骨骨折の関節鏡手術。1歳馬の跛行のX線撮影。当歳馬の外傷。
午後から久しぶりの雨だ。