球節は完全な真横から撮影したい、しなければならないことが多い。
(右のx線写真は微妙にずれていて美しくないでしょ?)
最近はセールのためのレポジトリーのx線検査もあるし、
仔馬、育成馬のOCD(離断性骨軟骨症)は中手・足骨の矢状稜に起こることが多い が、完全に真横から撮影しないと矢状稜は重なって見えない。
しかし、球節をきれいに真横から撮影するのは、慣れないとなかなか難しい。
これは後肢の球節だが、球節の中心の真横から見るとだいたいこのくらい、か?(左)。
内外の蹄球を結んだ線の延長上、を目安にすることはできる。
しかし、馬の立ち方や、内向・外向によってはずれてしまう。
骨標本を真横から撮ると、こんな感じ(右)。
この骨の、中手・足骨の背側外側関節面と第一指・趾骨の近位関節面が作るラインを覚えておくと、球節自体を見て、真横がわかるようになる。
-
-
-
-
-
馬の球節の断面はこんな感じだから・・・・・
と、真横がわかれば、
斜めにずれることはなくなる。
-
蹄球を当てにできない、
屈曲させての球節の撮影や(左)、
球節を完全な真横から撮影できるようになる(右)。
・・・・・・・たぶん。
そして、これは第一指骨・趾骨や中手骨・中足骨の手術をする上でも役に立つ
・・・・・・きっと。