朝、難産の依頼。
産道に肢が3本入って来ている、とのこと。
来院してすぐ全身麻酔した。
頭が来ているが、両前肢は腕節が屈曲していて、後肢は2本とも産道へ入って来ている。
前肢を直し、牽引するが、肩以上は出ない。
胸部で切胎し、後肢に産科チェーンをかけて、下半身は反転させて娩出させる。
この場合も、下半身は尾位上胎向と同じように出した方が良い。
そのためには、180°回転させなければならない。
わかる?
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そのあと、予定の子馬の肢軸異常のsingle screw 。
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そのあと、予定の競走馬の第四中足骨骨折の摘出手術。
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子馬の疝痛が飛び入り。
超音波で膨満した小腸いっぱい。
開腹したらメッケル憩室に空腸が巻きついたことによる小腸捻転だった。
このタコの頭のような憩室を切り取って、腸壁を縫って閉じて終了
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その手術が終わるのを繁殖雌馬のひどい疝痛が待っていた。
子馬を運び出してすぐ始める。
PCV55%だ。
間に合うかどうかわからない。
結腸はひどい色だったが、内容を捨てることで回復した。
結腸骨盤曲の粘膜も完全には壊死していない。
あっちで骨盤曲を閉じているあいだに、こっちで大網切除 omentectomy 。
向こうで先の子馬が寝ている。
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次の喉頭片麻痺 Tieback&Cordectomy をやったら1日に全身麻酔6頭目、と思っていたら延期になった。
この時季、急患のために延期になるのは覚悟しておいてもらわないとしかたがない。
それが2回続くかもしれないし、へたすると3回目になることだってあるかもしれない。
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前の晩?
獣医師全員で真夜中まで5時間以上にわたる骨折手術をした翌日がこれだ。
Ganbaro Wareware !!
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コブシ咲く~ ♪
春なのに~ ♪