真のウマ立国。生産技術を考える。をテーマにしたシンポジウム。
東京で行われる馬のシンポジウムで、「生産」がテーマに取り上げられ、生産地の人以外がそれを聴いてくれたことは意味があっただろう。
私が担当した「獣医師の役割」の話についても、
「生産地の診療はこんなにいろいろなんですね」とか
「獣医さんっていろいろやってるんですね」とか、声をかけていただいた。
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日本ウマ科学会の会則第二条「目的」は、
この学会は、馬の改良増殖その他畜産の振興並びに馬事文化の伝承に資するため、馬に関する研究の推進と、それらの成果を社会に還元することを目的とする。
となっている。
う~ん・・・・・・・これなら生産は中心であるべきだな。
臨床獣医学も「馬に関する研究」に含まれるだろう。
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乗馬の生産の話も意外に(ゴメンナサイ)面白かった。
遠野の乗馬のセリなどは出場馬の数が足らず、購買者の方が多いそうだ。
日高ではサラブレッド生産をあきらめて、黒毛和牛生産へ転業する牧場もある。
しかし、施設がちがうので多少の投資も必要だし、技術も知識もあらたに必要だ。
乗馬生産ならお手のものではないだろうか。
調教・馴致すればけっこうな値段で売れるようだ。
種付けは人工授精も許される。
ハフリンガー種などは日高では乳母として稼ぐ方法もあるのではないだろうか?
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ディスカッションの中で、若い人がこの業界(馬産地)に入ってこなくなっていることも問題の一つとして挙げられていた。
今あるからといって、これからも続いていくとは限らない。
生産界は、方向付けも、施策も、努力の質も量も、もう誤ると取り返しがつかない結果へつながるところへ来ているように思う。
さて、私が話した内容はボチボチと紹介していきたい。
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タイガーマスクは岩手競馬で2勝目をあげ、JRAへ復帰することになった。
がんばれ、タイガーマスク!
岩手の皆さんありがとう!って私が礼をいうのもヘンだけど(笑)。