私が使っているプロバイダーOCNのトラブルでしばらく更新できなかった。
まだ本来の問題は解決されていない。
有料サーヴィスなんだからしっかりしろよNTT!
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その間、疝痛馬が多かった。
休みの朝、相棒と散歩に行こうとしたら、馬運車が停まっていて、
中からガタガタ音がする。
疝痛馬が重なって来院したんだなと思い、
散歩を切り上げて手術室に行く。
1頭目は結腸捻転でひどいようで、次の馬も待っているので手術を手伝う。
結腸のダメージはひどく、とくに根元の状態が悪い。
そこは結腸を亜全摘しても切除できない部位だ。
しかたないので、結腸を温存してダメージが回復する方に期待する・・・・
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次の馬は1歳馬。
やはり朝、厩舎へ行って疝痛を発見したらしいが、全身擦過傷だらけ。
小腸捻転だったが状態悪く、あきらめる。
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朝、相棒と散歩中に電話が鳴って呼び戻される。
当歳馬の疝痛。
4ヶ月齢の仔馬をソルビーシロップで駆虫したらその夜から疝痛を示し、今朝になっても痛いとのこと。
開腹すると案の定、死んだ回虫が小腸に詰まっていた。
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昼前からの、繁殖雌馬の疝痛。
昼に来院したときにはPCV70%超。
それでも時間が早いので回復するかと考えたが、結腸の損傷はひどい。
実際には夜間放牧明けの朝に厩舎に入れてまもなく痛くなったらしい。
助ける方法は結腸切除しかない。
3時には手術は終わった。
4時半になっても起立できなかった。
手術中に16?輸液されている。
しかし、口粘膜は紅潮。
高張食塩水を2?、ついで酢酸リンゲルと5%ブドウ糖を併せて8?輸液する。
さらにボログルコン酸カルシウムを投与する。
口粘膜の色は肌色になって、馬は2度起立したが倒れこんでしまった。
馬は寝たまま頭を振るので、留置したカテーテルも抜けてしまった。
覚醒室で持続点滴を開始する。
夜8時まで20?を輸液するが排尿しない。
手術中から合計46?輸液したことになる。
輸液をはずし、起立介助用のロープもはずして、覚醒室の扉も閉めてあとは馬にまかせることにした。
するとすぐに立った。
が、また倒れてしまった。
そして、夜9時、また起立した。
今度は歩くこともできるようなので入院厩舎に移動させようとしていたらまた倒れてしまった。
そして、夜中2時、死亡した。
せめて全身状態がもう少し良ければなんとかなったかもしれない。
あきらめてしまうのと結果はかわらなくても、無駄な努力だったとは思わない。
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おまけに泥の中を走るの大好き!
こいつをきれいにしてやろうというのは・・・・
無駄な気がして・・・・・