もう第三次世界大戦は始まっている、という人もいる。
ロシアはウクライナに侵攻して欧米民主国家群と対立し、
イスラエルはテロを受けた反撃でイスラム国家群と戦闘し、
USAは自国第一主義、かつ反民主主義的な利己的、独善的大統領がトップにいる。
「第三次世界大戦はもう始まっている」と言ったのはローマ法王だ。
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ユヴァル・ノア・ハラリのサピエンス全史が世界的なベストセラーになっている。
それを漫画にした本を図書館で見かけたので読んでみた。
「歴史の覇者」編
歴史を操るのは誰?というのが命題になっているが、つまり、何が歴史を動かしてきたか、歴史を操ってきたのは何か?を示そうとしている。
TVショウを舞台にしている。原著者ユヴァル・ノア・ハラリ氏も登場する。
イスラエル人の歴史学者。ゲイでヴェジタリアンだそうだ。
「私こそが歴史を操ってきた」と主張する人物が登場する
歴史はサイクル、周期的に繰り返すのだという主張。これはよく言われることだ。
ミスターランダムが主張するのは歴史とは偶然だということ。たまたま。
クラッシュウーマンが主張するのは歴史は衝突と力によって動いてきたということ。
しかし、いずれの主張もこのTVショウの評論家の完全な支持は得られなかった。
必ずしもそうなってこなかった、という事例が世界史の中でピックアップされて解説される。
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レディ・エンパイアが主張するのは、帝国主義。
大きい国、強い国が、小さい国、弱い国を侵略し支配し抑圧することで歴史は作られてきた、という主張。
今も続いていて、評判が悪い。だが・・・・・
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キャプテン・ドルが主張するのは、貨幣が歴史を支配してきたのだということ。
物々交換に始まって、貨幣価値経済に移行し、今や硬貨でも紙幣でもなく実態のない信用経済で世の中は廻っている。
歴史を動かしてきたのは経済だという主張。
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スカイマンは歴史における宗教の重要性を語る。
採集狩猟生活をしていた頃はアニミズムが各集団で信じられていた。
偶然や自然現象に翻弄される生活だったから多神教が整合性があったのだろう。
しかし農耕文明が始まって、自然の一部、そして収穫や貯蔵を人が左右できるようになると一神教が生まれてきた。
すべてのことは絶対神の御心のままに、となった。
そして、多神教は他者の信仰に寛容だが、一神教は唯一の神を信じているのだから他者であっても違う神を信じることや違う方法で信仰することに厳しい。
宗教の名のもとに、多くの戦争や殺戮が行われてきた。
日本はちょっとちがうことも紹介されている。
しかし、日本も軍国主義に宗教を利用した。
さて、この漫画は「サピエンス全史」の一部にすぎないようだ。
次巻は科学がとりあげられるらしい。
歴史を学ぶことで、現代を知り、未来を予測できる。
新刊が出たら読んでみたい。
漫画でね;笑
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夜明けが早くなった
この冬、この地域は雪が少なくて冬を越しやすかっただろう
冬眠しない生き物の足跡は活発に動き回ったことを示していました。
ウサギは草のない冬、コケのようなものやみずみずしさを感じさせる柳の枝などを食べていました。凍らない小川の足跡も多種多様で観察を楽しめました。半日でひどく日焼けしました。
馬のこころという本を読んでいます。
今朝も同じ空き地にエゾシカたちがたむろしていました。青草が芽吹くのももう少しですね。
1時間少しですが時間の経つのを忘れる大変に興味深い内容でした。
優秀な人を表す言葉に、目から鼻に抜けるとか剃刀と言う表現がありますが、普段彼の講義を受けられる学生さんを非常に羨ましく思いました。
ユヴァル・ノア・ハラリの本は地元図書館にもありますが・・・・私もまずYoutubeを観てみるかな;笑