アート・ビオトープ


D3 + AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G

大きな画像

那須のアート・ビオトープという施設に宿泊した。
Mrs.COLKIDがネット上でみつけてきたのだ。
ひとことで説明するのは難しいのだが、非常に面白い施設で、個人的にはとても気に入った。

那須で最高峰の宿泊施設といわれる二期倶楽部(2007年8月17日の当日記参照)の敷地内に作られており、いわゆるホテルやペンションとは違う趣を持つ。
宿泊料は二期倶楽部よりずっと安価であり、長期滞在も可能な特殊な宿泊施設である。

ただし一般的な観光地の宿とは異なり、自然との触れあいやアート体験などが、滞在の主な目的となる。
「那須の文化や自然を楽しむための拠点」というのが、アート・ビオトープのサイトで謳われている施設の位置づけである。

特筆すべきは二期倶楽部東館のスパが利用でき、広大な敷地内の散策も許されていることである。
二期倶楽部内の素晴らしい味のレストランも利用可能ではあるが、金額的に宿泊料と釣合いがとれないかもしれない(笑)

お客は若い人が中心で、静かに時を過ごすことのできる人に、おのずと限られてくる。
一日中ものづくりに勤しんだり、読書や散策を楽しんだりといった、知的でクリエイティブな過ごし方ができる人だ。
こういう施設が出来るあたり、日本もずいぶんと成熟した一面を持つようになったと思う。



建物の内庭に玄関がある。
ガラスの工房と陶芸の工房の棟に囲まれている。




ここではアーティストや研究者の創作活動を支援しており、プログラムに参加するアーティストは、地域の芸術体験を促すためにワークショップやレクチャーを開く。
様々な交流や出会いが、新たな芸術を生み出すことを期待しているという。




建物の内装は清潔感のある白がベースになっている。
明るくシンプルでモダンだ。




部屋はスタンダードなツインルームをお願いした。
やはり白が基調のシンプルな部屋で、バリアフリーになっており、マンションの一室のような雰囲気。




部屋にはバス、トイレ、クローゼット、キッチンなどが付く。
バスは庭に面しており、緑を眺めながら入ることも可能だが、道を挟んだ二期倶楽部まで行けば、最高のスパや露天風呂もある。




部屋にはキッチンがあり、自炊が可能になっている。
電子レンジや冷蔵庫も収納されている。




朝食のテーブルは数が限られており、単に大勢の人間を泊めるための施設ではないことが窺われる。
晴れた日は屋外のテーブルも使える。




食事は基本的にビュッフェスタイルの軽い朝食のみだが、一部二期倶楽部に準ずる食材を使用しているようで、野菜や牛乳などは実に美味しい。
つい食べ過ぎてしまった。




食事の飲み物にはココファームのジュースも使われているようだ。
濃厚で非常に美味しい。




施設内ではアーチストの作品も販売されている。
多くは一点物で、なかなかおしゃれな物もある。
記念やプレゼントにもちょうど良いだろう。




ガラススタジオで、講座プログラムを受けてみることになった。
今回は残念ながら震災、停電の影響で炉が使えないために、受けられるコースが限られていた。




外部から来た子供たちが、マドラー作りの講習を受けていた。
バーナーを使う作業なので、真剣な表情で講義を聞いている。




僕はサンドブラストに挑戦した。
食事の予約があり、時間が30分ほどしかなかったので、簡単なカエルの絵を描いてみた。
セロテープでマスキングをすると、プラモデル作りを思い出す(笑)




マスキングが終わると、先生が専用の機械で砂を吹き付けて、くもりガラスにしてくれる。
この通り、あっという間にカエル・コップが出来上がった(笑)



コメント ( 3 ) | Trackback ( 0 )