募金


LEICA X1

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秋葉原を歩いていると、募金箱を持った人が大勢いる。
善意でやっている方、本当に募金活動を行っている方には申し訳ないのだが、本物なのだろうかと疑わざるを得ない人も多い。
何年も秋葉原に通っているが、ほぼ一年を通してそこにいて、同じ顔、同じ服装の人を何度も見ている。
失礼な言い方ではあるが、その妙に地味な服装も疑いの原因になっている。

驚いたのは、3月の大震災が起きた翌々日に、路上で募金箱を突きつけられた時である。
まだ大きな余震が続いており、交通機関は麻痺して、その上原発が爆発、街は大混乱の最中であった。
親戚の安否さえわからず、現地にどうやって行くのかもわからない。
具体的に募金などという話は出ていない時に、いきなり、東北の地震被害に遭われた方々に支援を・・と箱を出された。
何という手際の良さだろうと、誰もが怪訝な表情をしていた。

以前にも書いたが、秋葉原ではずっと昔からサクラを使った商売が当たり前のように路上で行われてきた。
そういう土地柄だから、本当に募金活動をするなら、寄付する人に安心感を与えるような方法を考えるべきだ。
募金する方にしてみれば、何も街頭で使い道のはっきりしない箱にお金を入れなくても、他に方法がいくらでもあるのだ。

先日、若いカップルがその箱にお金を入れているのを見た。
箱を持った人は、ありがとうございますと満面の笑みで答え、頭を深々と下げた。
少しケバい格好をしたそのカップルは誇らしげに、私たちは社会のためにいいことをした・・と言わんばかりの高揚した顔で歩いていった。
周りの人たちは複雑な表情でそれを見ている。
立派なカップルというより、何ともまあ、世間知らずのカップルだ・・と言いたげであった。



今日の時計ベルト。
以前にも登場したエポスのエモーション3214SLにJ.C.ペランのシャークのダークブルーを組み合わせたもの。

この時計は、滅多に腕に着けることはなくなったが、今でもお気に入りの一本だ。
小さなケースに、これだけの機能がつまっているところがいい。
同じようなレイアウトの時計はいろいろ出ているが、中身は大抵バルジューの7750系なので、安い分エポスが偉い(笑)

当初は黒いベルトを付けていたが、せっかくの派手なレイアウトなので、色の付いたベルトと組み合わせてみたかった。
ブルーの針と合わせて、ペランのシャークのダークブルーを付けた。
まあまあのマッチング。

残念なのはカン幅が19mmというところだ。
奇数だと組み合わせるベルトの選択肢が大幅に狭まる。
さらにはスクリュー式のベルト取付部なので、ワンタッチ式が使えず、交換は容易ではない。
しばらくはこの組み合わせで行こうかと思っている。
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