飛行場


SIGMA DP2

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大晦日に宇都宮の知人の家に寄った。
年末の忙しい時に押しかけるのもどうかと思ったが、快く迎え入れていただき、歓待してくださった。

知人の家のすぐそばに飛行場がある。
家は飛行機の進入するコース上にあり、乗員の顔が見えるような高さを飛行機が飛ぶという。
家の窓から飛行場を眺めていたが、年末年始の休みらしく、今日は飛ぶ気配は無かった。

戦時中は、その飛行場は中島飛行機であった。
当時広い知人宅の敷地内に、実際に飛行機が墜落している。
衝撃の為、そこには大きな窪みが出来ていて、未だに土地がどんどん沈んでいってしまうという。

飛行場を眺めているうちに、ふと、そこに以前来た事がある事に気付いた。
何だか懐かしい場所のように思えたが、記憶を辿ってみると、確かに中学生の時にその飛行場に来ている。

親戚がF重工で飛行機の設計をしており、頼み込んで見学させてもらったのだ。
まだ元気だった祖父に連れられて、いっしょに宇都宮まで行き、従伯父に工場を案内してもらった。

あの時工場では飛行艇の新明和などを作っていた。
敷地内には自衛隊のエリアがあり、そちらを写真に撮ってはいけないよと注意を受けたのを覚えている。

僕は、優秀な設計主任の従伯父を前に、将来は飛行機の設計をやりたい・・などと豪語したらしい(笑)
それが理由で見学に来たようなふりをしていた。
案内してくれた従伯父は、苦笑したことだろう。

実はどうしても行きたかった理由が他にあった。
陸軍の四式戦闘機がそこに置いてあったのだ。
アメリカでレストアされた貴重な機体を買い取ったもので、その数年前に実際に日本で飛行して話題になっていた。
その後、その機体は数奇な運命を辿り、やがて無残にも飛行不可能に陥るのだが・・・

陸軍四式戦闘機「疾風」は、大東亜決戦機という異名を持ち、各種性能が高次元でバランスした非常に優秀な戦闘機であった。
特に戦後米軍が、敗戦国である日本の軍用機をテストした結果、オクタン価の高い燃料で飛行した疾風は極めて優秀な性能を発揮し、日本の最優秀機と評価された。

その影響もあり、疾風を最高の戦闘機と考える人は非常に多かった。
戦争を体験していない人ほど、最強の兵器は何かにこだわるものなのだ(笑)

実際には戦争末期のジリ貧状態においては、整備不良や材料、燃料の質の低下が原因で稼動率が著しく低く、実力を発揮することがほとんど出来なかったようだ。
戦記を読んでも「少し速い隼」程度にしか扱われていないものもある。
しかし僕も、疾風こそ最高の戦闘機と信じて疑わなかった。

四式戦は飛行場の片隅にひっそりと置かれていた。
従伯父は「これは戦争中の戦闘機だよ」と説明してくれたが、僕の目が異様に輝いたのを見逃さなかったようだ。
「本当はこれが見たくて来たんだろうがね・・」
僕の方をちらりと見て、笑いながらそう言った。

すべて見透かされていたようだ。
飛行場の前で、その時の事を思い出し、つい苦笑いが出た(笑)
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とても寒い日


D3 + AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED

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今日は寒かった。
街から離れて郊外に出たら、車の外気温計はたちまち-3℃を指した。
埼玉県に住んでいる人が、今朝は庭の温度が-5℃だったと言っていた。
この辺りでこの気温では、山の方はどんな事になっているだろう。

その上機械が故障して、外で修理をする羽目になった。
足元のコンクリートから耐え難いほどの寒気が伝わってくる。
まともな耐寒衣を持っていないので、あまりの寒さに長時間立っていることが出来ない。
手がかじかんで作業に支障を生じるので、何度も屋内に避難して体を温めなければならなかった。
鼻水が出てきて、そのうち体がおかしくなってきた。

今は帰宅してやっとほっとしている。
一年中暖房の要らない家ではあるが、さすがに今日は少し寒い。
例の機能付き生地に下半身を入れて、部屋でエルビス・コステロを聴いているところだ。
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衰退


SIGMA DP2

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つい先ほど、ダンボール箱に梱包したJBLのウーファーを、近所のコンビニまで台車に乗せて運び、宅配便で出荷してきた。
とりあえず作業の第一段階が終了した(笑)

いよいよCDプレイヤーの製造から撤退するメーカーが出てきたという。
パッケージソフトの衰退である。
もうCDなんてやめましょう・・ということだ。
物質的な無駄が無く、より理想の姿に近い「配信」を主流にしようという動きである。
同時に下落する一方のソフトの価格も、上手く制御してしまおうという目論見があるらしい。

そんな時代にアナログを復活させようなんて、時代錯誤も甚だしいが、どうしたものかと考えている。
あなたはアホですかと言われそうだ(笑)

もしかすると、アナログをまったく知らない世代からは、逆にカッコいいと言われるかもしれない。
アナログディスクの時代が、オーディオ界の全盛期だったということもあり、この世界ではアナログの経験が無い人を下に見る向きが強い。
もちろんこれは今のベテランマニアから、という意味で、もっと上の世代が生きていれば、蓄音機の時代を知らなければ半人前に見られるのかもしれないが(笑)

ところで配信音楽というのも、ちゃんと音質を意識した機器に一度データを溜め込んで再生・・というのならいいのかもしれないが、パソコンなどを使ったホームオーディオでは、まだ音質的に未開発の部分があるようだ。
先日ジローさんのお宅で、マックのHDDから再生した音楽を聞かせていただいたが、耳のいいmachinistさんが、すぐにHDDからの再生は音が悪いと指摘された。
古典的なアナログプレイヤーやCDプレイヤーの方が、音に実在感があるのである。

ジローさんもそのことは承知していて、気がつきましたか・・という感じであった(笑)
音は確かに出るのだが、音質的にはまだこれからの世界であるという。
主流にするには危険な印象もあるが、オーディオそのものが、衰退して多くのものを失ってしまったので、平均点自体が大幅に落ちて、世間一般ではこの程度で十分なのかもしれない。

また、その時さらにいくつかの面白い現象に気付いた。
ジローさんが、ご自分の再生装置に、見えないところでいろいろ秘密の工夫をされていたのだが、それらがCDやSACDといったデジタルの音源には有効でも、アナログのソフトにはかえって何もしない方がいいのではないか・・という話になった。

アナログディスクの音は、それだけで不思議な説得力があり、何もせずストレートに再生した方がいいのである。
それはアナログ時代にオーディオに本格的に取り組んでいた方なら、意味がお分かりになるなると思う。
生の音がどうとかいう問題ではなく、良く鳴った時のアナログディスクには、スパーンと抜けきったようなオーディオ的快感と強い説得力がある。
それが体験したくて、みなオーディオをやっていたのだ。

もっとも僕自身は、もうあの頃ほど理想に燃えた音は必要としていない。
今の方が音質的にずっと進んでいる部分もあるし、逆に衰退している部分もあるような気がするが、いずれにしてもあまり生活を侵食してくるような音であって欲しくはない。
ほどほどでいいのだ。

ただ頭の中に欲しい音の基準ははっきりと出来ているので、それに沿った音であれば満足である。
アナログディスクの再生系も、多少なりともその気持ちよさを味わえるなら、復活させてもいいかな・・と思う。
マイクロのハイスピードイナーシャみたいな大袈裟なのを、棚の奥から引っ張り出すのはさすがに躊躇するが・・・(笑)
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シェービングフォーム


SIGMA DP2

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髭を剃ろうと思ったら、シェービングフォームの缶が空になっていた。
Mrs.COLKIDに新しいのが無いか聞いたら、どこからか太くて大きな缶を持ってきた。
いつも使っているものより二周りほども大きく、まるで殺虫剤のスプレー缶のようである。

これは何か・・と驚いて尋ねたら、コストコで安売りしていたのを買ってきたという。
その大きいのがゴロゴロと何本かある。
これだけあれば1年はもつだろうとご満悦であるが、重くて手に持つのも辛いような缶で、ちょっとうんざりしながら髭を剃った(笑)

もう行きたくない・・などと言いながら、何度となくコストコには出かけているようで、買い物した製品が詰まった箱が、時折宅配便で送られてくる。
ウチだけではさばききれない量なので、母親のところや親戚の家にと、せっせと配って回る。
先週も会社の女性何人かで、誘い合わせて出掛けたようだ。

大きくて大量の商品を見て、少々辟易しながらも、また行ってしまう不思議さがあの店にはある。
コストコの通販サイトには、お店ほどの魅力を感じないというから、やはり現物を見てビックリする、という楽しさが作用しているのだろう。
まあ何回か行かないと会費分が回収出来ない、ということもあるようだが・・・(笑)

同じように、もう行きたくない・・などと言いながら、何度となく行ってしまうところに、佐野のプレミアム・アウトレットがある。
ブランド物を安く買う・・という根本的な矛盾に、何だか貧しいものを感じて、もう行きたくないという気持ちになるのだが、値段につられてつい出かけてしまう(笑)
実は今年の年末も出かけて、買い物を楽しんだ。

銀座の一等地で買えば1万5千円くらいするブルックス・ブラザースのシャツが、型落ちモデルとはいえ、3,900円というユニクロ並みの価格で買えるのだから、当然ではある。
普段着に使える価格であるが、品質はとても良くて、何度洗ってもしっかりしている。

佐野の場合は朝早めに出掛けるのがコツで、ゆっくり家を出るようでは渋滞にはまる。
日光の帰りも佐野を通過したが、高速の佐野の出口は、上りも下りも数キロに渡って路肩に車がつながっていた。

朝10時からお店が開くのだが、中にあるスターバックスだけが9時半から開いている。
その頃に行けば駐車場も空いている。
お店が開くまでスタバでコーヒーを飲んで待つわけだ。
そういうお客さんで店内はいっぱいだが、10時になるとともに一斉にいなくなってがらがらになる(笑)


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エイヤッ


今日のうちにこれだけはやってしまおうと思っていたJBLのウーファー外しを実施した。
といっても大した作業ではない。
大きいスピーカーではないから、箱を倒してねじを緩めてユニットを取り外せば完了だ。
15インチを選ばないでよかった(笑)

部屋がモノでいっぱいで、スピーカーのところまでいくのが大変で、躊躇していたというのが本当の理由。
足元に積んでる本や雑貨の山をかきわけて、スピーカーに近付いて、エイヤッで有無を言わさずにやってしまった(笑)
10分ほどで完了した。

加水分解したエッジ部分がベトベトになっている。
キットを買って自分で貼りなおす手もあるが、業者に頼もうと思っている。
梱包する箱も必要だね。





内部はけっこうしっかり作ってある。
ユニットはダイカスト製の立派なフレームで、マグネットも決して小さくは無い。
コストダウンばかり考えている今のプラスチックオーディオとは違う時代の製品である。

悪名高きネットワークも覗いてみた。
例によってケーブルは細く、コア入りのコイルが離れたところに接着されている。
何本か出ている色分けされたケーブルは、上のドライバーと、なんと2個あるアッテネーターに行く。

どうしたものかとしばらく眺めていたが、いじる意欲は急速に失われていった(笑)
素子を良くすれば質は高まるだろうが、位相がどうなるか保障がないし、ばらすのが面倒くさくなってきた。
やーめた、という感じ。
とりあえずこのままでいこう。

面白いことにユニットを外したら、中に折り紙で作った紙風船が1個入っていた。
バスレフの穴から、子供が突っ込んで取れなくなったのかな・・と思ったが、もう一方のスピーカーにも同じものが入っていた。
そうか・・何とか式レゾネーターというやつだ。
そういえば一時流行ったことがあったなあ・・と思い出した。
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ふらふらと散歩


SIGMA DP2

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昨日は疲れて早く寝てしまった。
今朝は遅くまで寝ていようと思ったが、習慣でなかなかそうもいかない。
結局ある時間には起きてしまった。
この歳になると、長く寝すぎるとかえって調子を崩す。
ただ明日が休みかと思うと、凄く気が楽だ。

午後から外に出てみた。
行くあてもなく電車に乗り、銀座で降りてふらふらと歩いた。
いつもより少し暖かいようだが、それでも日陰に入ると強い寒気を感じる。
神田まで歩いて、スタバでココアを飲んで、電車でまた銀座に戻った。
何だか意味が無いね(笑)

銀座に戻ったのは、床屋に行こうと思ったからだ。
疲れていたので、マッサージをしてもらうのも目的だった。
やはり体がまいっていたようで、マッサージをしてもらっている間、眠くてグーグーと寝てしまった。

いつものように顔のリンパマッサージもしてもらったのだが、久々に2年前に初めてやってもらった時と同じ女性が担当になった。
あの時はまるで拷問のように痛くて、もう勘弁してくださいと、もう少しで謝るところだった。
それがいつの間にか、それほど痛みを感じなくなった。
それが慣れによるものなのか、担当者によるものなのか、知りたいと思っていた。

その女性はベテランで、グイグイと強烈にマッサージをする。
顔が変形するのではないかと思うほどだ。
実際に小顔になるのだから、変形しているのだろう。

確かに今日のマッサージは、いつもより痛くて、頬を押されている時など必死になって耐えた。
だが、最初の時のように耐え難い痛み・・というほどではなかった。
少しは慣れたということだろう。
毎月やってもらうので、顔の老廃物が少なくなっているのかもしれない。

カメラはDP2を持っていった。
天気が良かったので、陽が傾くと影が出来て面白かった。
せっかくの連休だが、明日は曇りらしい。
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グロッキー


D3 + AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED

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今日は朝から仕事に追われ、夜まで動きっぱなしで、一日中休む時間がほとんどなかった。
非常に疲れてぐったりしながら帰宅した。
Mrs.COLKIDが、カニの美味しいのをどこかから仕入れてきて、家族3人で食べた。
食べた後グロッキーでソファーに倒れこんでしまった。
歳はとりたくない。
今日はこの辺にしておきます。
おやすみなさい。
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機能付き


D3 + AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED

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アメリカで開発された機能付きの生地のサンプルを、仕入れ元からいただいた。
なんと糖尿病に効くという。
あちらではちゃんと学者により効果が証明されており、医療機関でも使われている商品らしい。
そういう分野の仕事をしているわけではないのだが、面白いので試してみることにした。
当然僕の体で人体実験することになった(笑)

機能の付いた生地というのはいろいろある。
売るためにはそういう付加価値がどうしても必要なのだ。
強い消臭効果を持つ生地や、(ヒートテックみたいに)暖かさを保つ生地などがある。
最近のものは、明確に効果がわかるほど高性能になってきたのが特徴だ。

糖尿病に効く生地というのは、実は数年前からあったのだが、今回届いた生地は、それを改良した高性能版であるという。
ただしかなり高価なので、もしこれを使った商品を開発したら、価格は相当なものになってしまうだろう。

原理は良くわからないのだが、血液中の酸素を多くして活性化させる・・というようなことが書いてある。
糖尿ばかりではなく、たとえば傷などの痛みを抑え、治りを早くする機能もあるという。ホント??(英文の日本語訳が間違っているかもしれない)

サンプルは数十センチの四角い生地だったので、ミシンで何枚かつなぎ合わせて大きくした。
ついでに綿を入れてキルティングし、ファスナーを付けて寝袋にしてもらった(笑)
それをこの年末年始に使ってみることにして、日光にも持っていった。

ところがこの効果が予想外に強い。
出発の前日から使ってみたが、体を袋の中に入れてみると、目が冴えてしまい眠ることが出来ない。
眠りが浅い感じで夜中に何度も起きてしまい、結局翌朝まで寝たのか寝ないのかわからない状態が続いた。
今日は長距離運転しなければならないのに困ったなあ・・と思ったが、なぜか運転中はほとんど眠くならなかった。
眠りは浅いが睡眠は十分にとれているようだ。

しかし何とも落ち着かないので、夜寝る時に使うのはやめて、日中休む時や、うたた寝するときに使用してみることにした。
今もひざに掛けているが、生地の掛かっている部分が、かなり明白にぽかぽかとしてくる。
糖尿のせいもあるかもしれないが、手や足を生地の中に入れてみると、ジーンと痺れるように効いてくる。
熱い硫黄の温泉に浸かった時のような感触だ。
ちょっと効きすぎかもしれない。

糖尿病では無い人にも何人か試してもらったが、それぞれ効き方が異なるようだ。
気味が悪いほどぐっすり熟睡してしまう人や、掛けた直後から激しく発汗する人、ぽかぽかと気持ちよくなり寝坊しそうになる人など、それぞれが違う結果となった。
しかし効果があることは明白で、誰もが一様に「これが売り出されるならぜひ欲しい」と言った。
値段を聞いたら、やっぱりいらない・・ということになるのかもしれないが(笑)
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抱負


D3 + AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED

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世界的に見れば、それどころではないことはわかっているが、今年の抱負は?と聞かれても、あれが欲しいとか、これをやってみたいとか、個人的なことを述べるくらいしか出来ない。
この不況の時に、浮世離れして聞こえるかもしれないが、実現するかどうかはともかくとして、皆がそういう夢を持っていないと、不況の状態から脱することが出来ないだろう。

あくまで現時点での話であるが、今年はオーディオ関連で欲しいものがけっこうある。

まだJBLのウーファーを直していないので、これは近いうちに実施しなければならない。
ついでにその時にネットワークをいじりたいと考えているが、これは経験上結構お金がかかる。
素子は1個数千円するからだ。

JBLを駆動する真空管アンプも、もう少しいいものに変えたい。
現在はエレキットの300Bのアンプを使っているが、より性能のいいものにしたいと思っている。
プリアンプは直輸入したおんぼろのクラウンSL1を使っているが、これは替わる物がないのでこのままで行く予定。

ジャズを聞くのなら、アナログ系も復活させたくなる。
ターンテーブルやアーム、EQアンプなどは部屋にごろごろしているので、接続すればいいだけの話なのだが、いかんせん場所が無い。
いまさらアナログを聞くために部屋を狭くするよりも、あきらめた方がすっきりするのかも・・・

以上はJBLを中心とした、ジャズ、ポップス専用の仕組みの話。
当然ソフトももっと充実させたい。
久しぶりに古いポップスなんかも聞いてみたいし、そういうソフトを上手く鳴らしてくれる仕組みに仕上げたい。

また以前より懸案のLS3/5Aを5本使った5+1システムも早く実現化したい。
現在LS3/5Aはロジャース製を3本持っており、さらに秘蔵のスピーカーユニットが2本分ある。
エンクロージャーを用意して組めば、5チャンネル分揃わないこともないのだが、慌てずにロジャースをもう一組探すべきか、現在考慮中。
というか、手付かずの状態なのだが・・・(笑)

昔使っていたヤマハのスーパーウーファーもあるし、アンプはパナソニックが余っているので、5+1の役者は揃いつつある。
それで最高の音を狙う・・という大袈裟なものではなく、単純にLS3/5Aの5チャンネルが、どんな音になるのか聞いてみたいのが理由である(笑)

もっともこんなことを書いているうちに、ニコンが新製品を来月まとめて出すという噂が海外で出ている。
もうカメラ関係は200mmマクロ以外に欲しいものは無い・・と思うのだが、例によってビックリするようなものが出てきたら、オーディオは放り出してそちらにいってしまう可能性もある(笑)

まあ、あくまで現時点での話である。
今の時代、これだけ前向きな構想があるのだから、褒められてしかるべきであろう(笑)
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PASMO故障


D3 + AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED

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いつもの通り、改札口でPASMOをかざしたが、ピッ!という音がしなかった。
あれ?とは思ったが、扉が開いていたので、そのまま通過してしまった。

目的地の駅に着いて改札を出ようとしたら、やはり音がしない。
今度は扉は閉まったままで、出ることが出来ない。

窓口に行って、女性の駅員さんに事情を説明した。
駅員さんは、僕のPASMOを持って奥に行き、しばらく調べていたが、
「ICチップが壊れていますね」
と言った。

壊れた?
僕の愛用のPASMOが死んでしまったということ?
荒く扱ったわけでもないのに、こんなに簡単に壊れてしまうの?

すぐに再発行の手続きをしてくれたが、その場ですぐに発行してくれるわけではない。
用紙に住所、氏名、年齢等、いろいろ書かされ、それを画面と見比べてチェックしている。
さらには再度口頭でも生年月日などを聞かれた。
その上で預り証のようなものを渡され、明日以降14日間以内に受け取りに来るよう言われた。

PASMOで鍵が開くマンションがあるくらいだから、簡単に発行はしてくれない。
PASMOは身分証明書に他ならないのだ。

それにしてもPASMOってどういう仕組みになっているのだろう・・と考えた。
物理的な構造は、ネット上に分解写真が出ているが、全体の仕組みはどうもはっきりしない。
壊れてしまったけれど、その時点でPASMOに入れてあったお金の残金は、正確にわかるのだろうか?

以下はまったくの想像であるが・・・

PASMOを使う度に、いちいち大もとにあるデータベースの個人データを照合しているとは考えづらい。
そんなことをしたら、レスポンスが悪くなり、瞬時に改札を通ることが出来なくなるだろう。

特に街を動き回るバスの料金支払い装置などでは、データをやり取りするのは難しいはずだ。
それでもセンサーに一瞬かざすだけでPASMOが機能することを考えると、利用したデータはPASMO対応機器が積んでいる記憶装置に一度ためておいて、一定時間後に中央のデータベースに情報を送る仕組みなのだろう。

一方でPASMOカード本体にも、その場で利用記録を書き込んでおかないと、残金が分からないので、連続して使うことが出来なくなる。
というより、PASMO本体に書き込まれたデータこそが本命で、データベースはバックアップと考えるべきかもしれない。

僕のPASMOが壊れた時点で、PASMO上の残金のデータも破壊されて読めなくなったはずだ。
しかし利用した実績のデータは、後で各機器から中央へと送られてくる。
その集計に時間を要するので、再発行が翌日になるのだろう。
夜間などにバッチ処理で計算しているのかもしれない。

PASMOのマイページというのがあって、登録するとネット上で履歴や残金が見られる。
そこでもその日の利用履歴が反映されるのは翌日になるので、一日一回程度しか更新しないのかもしれない。

PASMOがこれだけ広範囲で使えるようになったということは、対応機器と直結された記録装置が、それぞれの機器の近所に設置されている・・ということだろう。
街中にかなりの数があるはずだ。
そこで気になるのは、それらが故障してデータが吹っ飛んだ時のことである。
台数が多ければ多いほど、故障の発生率は高くなるはずだ。
全国規模で見れば、一日に何台かは壊れているのではないか?

今回のようにPASMOカード本体が壊れた場合は、翌日になれば各対応機器からデータを収集・集計して、本部のデータベースが更新されているので、それを基に履歴を復元することが出来る。

逆に利用した機器側の記録データが壊れた場合は、どうなるだろう。
何かの折に(多分チャージの時などに)PASMO本体に書き込まれている利用記録と本部のデータベースを照合して、壊れた機器が原因となる金額上の誤差がある場合、PASMOカード側を「正」として、データベースを修正してしまえばいい。

万が一、PASMOと対応機器の両方が同時に壊れた場合は、これはもう仕方がない。
その機器での利用記録は永久に消えてしまう。

・・というような仕組みになっているのではなかろうか?

勝手に推測を進めてしまったが、あくまで想像なので、本当はどうなっているのかわからない。
知っている人がいたら教えて欲しい(笑)
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しおり


D3 + AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED

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古本を大量に買ったことを書いた。
それを端から読んでいる。
30冊からの古本を足元に積み上げて、手を伸ばして触れたものから順番に読んでいくのだ。

古本といっても、それほど汚れているわけではなく、中には使用感の無い、売れ残りと思われる本もある。
しかしどの本も、新品とは違う湿ったような独特の匂いがする。
古本屋で感じるあの匂いだ。
それに本の木口が焼けていて、積んである本の山が、やけに茶色く見える(笑)

読んでいると、本に紙片が挟まっていることがある。
前の所有者が、しおり代わりに使っていたのであろう。

先日は、四国の山奥の観光地の小さいパンフレットが挟んであった。
この前読んだ本には、横浜のスーパーの10年ほど前のレシートが入っていた。
今読んでいる本には、兵庫県のリサイクルショップの広告が入っている。
面倒なので、それをそのまま、しおりとして使っている。

不思議な縁で、僕の手元に集まってきた本たちである。
それぞれの本に、それぞれの歴史が刻まれている。

本は、次の人のために、読み終わったら市場に戻してやるべきものであるという。
エコロジーとインターネットと、それに不況という理由も重なり、次の時代はそれがより一般化するかもしれない。
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山の初詣


D3 + AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED

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大晦日の夜は、二荒山神社に初詣に行った。
中禅寺湖の畔にある日光二荒山神社中宮祠(にっこうふたらさんじんじゃちゅうぐうし)である。
境内には男体山の登山道への入り口である登拝門(山頂に奥宮がある)があり、登山客は社務所に申し出てから、ここをくぐって登っていく。
もちろん今の季節は閉山されている。

日光二荒山神社中宮祠は、ホテルから数分のところにあり、大晦日の真夜中前にホテルがバスを出して、初詣に連れて行ってくれる。
宿泊客を乗せたバスは、年が明ける十数分前に神社に到着する。
神社は零時を過ぎるまで開門しないため、大勢の人が唐門の外で待つことになる。
長く待つのは寒いので、程よい時間に到着するよう、ホテルが調整してくれているのだ。

今年は雪が強く降っていた。
久しぶりの雪の多さに、地元の人たちも、日光の冬はこれでなくては・・と話していた。
しかし気温が例年より低く、傘を持ってくるのも忘れた。
短時間とはいえ、門の前で立っているのは辛かった。





神社の外では、消防団の人たちが見守る中、火を焚いて古いお札を燃やす。
家にたまっていたお札や破魔矢を、たくさん持って行きお焚き上げしていただいた。

その後唐門前に参拝客が揃い、頭を垂れて宮司さんにお祓いしてもらい、午前零時が過ぎたところで開門、列の先頭から境内に入る。
(毎年、危険だから決して走らないように・・という宮司さんからの注意がある・笑)
そして拝殿にお参りをした後、新しい破魔矢を買うわけだ。

いろは坂しか上る手立ては無い・・という山奥であるから、ある意味下界から隔離された特別の世界の出来事で、大勢来るといっても限られた人数である。
シンプルでありながら厳かな、雰囲気のある初詣である。

ホテルに帰ると、シェフが暖かい甘酒を用意して、入り口で迎えてくれる。
何しろフレンチのシェフが作る甘酒だから美味しい(笑)
お正月の前後は、年越しそばやお餅つき、お汁粉やクラシックコンサートなど、ホテルの行事もいっぱい用意されていて飽きることは無い。
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ゴルフボール


D3 + AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED

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那須で以前飼っていた烏骨鶏のピーちゃんは、年をとって弱っていたところを、イタチに寝首をかかれ、死骸で発見された。
そのことは一昨年の10月の日記に書いた。

ピーちゃんが元気な頃は、ピーちゃんの産んだ卵をよくいただいた。
体の弱った父が、栄養源としてその卵をよく食べていた。

しばらく鳥小屋は閑散とし、寂しい日が続いていたが、先日那須から電話があり、新たに名古屋コーチン(だと思う)を4羽買って来たという。
その新しい鳥がやっと卵を産むようになった。
今度東京に行く時に、お土産に持っていくと言っていた。

ところでその鳥たちが、卵を産むようになったのはいいのだが、乱雑に鳥小屋のあちこちに産み落とす。
困った義父が頭を捻り、箱にゴルフボールを入れたものを、鳥小屋の中に入れてみた。
鳥たちは物珍しそうに箱の周りを歩き、ゴルフボールを観察していたが、やがて義父の思惑通り、箱の中に卵を産むようになったという。
そんなことがあるのかと感心した。

いずれにしても、次回那須に行くのが楽しみになった。
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雪のお正月


D3 + AF-S NIKKOR 14-24mm F2.8G ED(上の写真)

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結局日光に滞在中は、ずっと雪が降り続いていた。
昨日までは地面が見えていたというから、大晦日に急に世界が変わってしまったらしい。
ほとんど日が射すことはなく、重い雲に覆われたグレーの世界であった。

カメラの機材をいろいろ持っていったが、使用したのはD3のみで、D3Xも三脚も一度も使わなかった。
山奥や湖に行くと、猛烈な風に見舞われて体感温度は相当低く、立っていると耳が千切れそうになる。
撮影は程々にして、ホテルに帰って部屋でのんびりした。

不況にもかかわらず、例年になく宿泊客が多いような気がした。
駐車場も一杯で、食事の時も賑やかである。
休みが短いので海外脱出組が国内に変更したのか、あるいはホテルが積極的にツアーを組んだのか・・・





夜は温泉に入ったが、ためしに露天風呂の方に行ってみた。
内風呂から外に通じるドアを開けて、石で作られた露天風呂までほんの数メートルなのだが、そこを素っ裸で歩いていかなければならない。
足元には雪が積もっていて、しかも強風にさらされて表面には風紋が出来ている。
そこを素足で足跡をつけながら進むのだ。

風に雪が舞い上がり、ちくちくと体に降りかかる。
その中を震えながら駆け抜けて行った。
慌てて湯船に飛び込み、熱いお湯が注がれているところまで避難する。
物好きは僕だけのようで、他には誰も入っていなかった(笑)

体は温かいが顔から上は氷点下で、頭の上に乗せた手ぬぐいが半分凍っている。
さすがにここまで温度差が激しいと快適とはいえない。
かえって体に悪いような気さえする。
これは堪らないと、早々に内風呂に引き上げた。





2泊して東京に帰宅した。
いろは坂を下りてくると、みるみる気温が上昇していき、日光市内で0度前後、高速に乗ると程なくプラスになった。
ずいぶんと暖かく感じる。

しかも青空が広がり、快晴といっていい天気になった。
東京が近付くと10度を超えて、暑くてコートを脱いだ。
こちらはずっと快晴だったと聞き驚いた。
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山奥より


D3X + AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VR II

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出先で写真の加工が出来ないため、本文とまったく関係の無い写真で申し訳ない(笑)

恒例の奥日光に来ている。
残念ながら、今回は天候に恵まれていない。

大晦日に家を出て、佐野のアウトレットで買い物をしている時、怪しい雲が空を覆いはじめた。
その後、宇都宮の知人宅に滞在中、一度激しく雪が降ったが、ほどなく止んだ。
しかし山を上り、中禅寺湖に到着してみると、そこは雪の世界であった。
今シーズンは一度も雪の上を走ることの無かったスタッドレスタイヤが、十分にその能力を発揮した(笑)

元日は、ついに一度も太陽が顔を出すことはなかった。
大晦日からずっと雪が降り続いている。

天気が悪く気温も低いので、誰も出掛けようとしない。
今回は休みが短く、ホテルで何もせずに過ごすのはもったいない。
昼過ぎに近所に出てみようと思ったが、まず車を雪の山から掘り出さなければならなかった(笑)

日中、中禅寺湖周辺の気温は、マイナス7度ほどであった。
上の湯ノ湖に向かったが、BSのスタッドレスの性能は十分で、坂道を難なく上がっていく。
後輪駆動とはいえ、さすがは雪の多いヨーロッパの車で、予想外に安定した走りを示した。
ふっ飛ばしている地元の車には敵わないが、都会から来ている四駆などはどんどん追い越していく。

湯ノ湖に到着すると、気温はマイナス9度であった。
走っている分には調子よく進むが、むしろ止まった時の方が怖い。
何しろ山の中なので、路肩には予想外に深く雪が山になっている。
しかも真っ白なので、その状態が目では判別しづらい。
ちょっと脇に停めようとすると、そのままはまり込んで、発進できなくなりヒヤリとする。

湯ノ湖で撮影しようかと思ったが、ドアの外は横殴りの雪の世界である。
一歩出ると容赦なく体に降り注ぎ、上から下まで真っ白になってしまう。
そのまま車内に戻ると、たちまち溶けて、今度は車内がびしょびしょになる。
数分停めただけで車の上には雪が降り積もるし、エンジンを停止させるとたちまちフロントウインドウが凍り付く。

外に出るとカメラも見る見る白くなっていく。
レンズ表面を守るのが精一杯で、ファインダーの覗き窓には雪が溜まってしまう。
これでは撮影どころではない。
D3Xも持ってきたが、三脚を立ててピントを合わせる余裕などまったくない(笑)

こういう時は、D3に24-70の組み合わせしかない。
レンズ交換も出来ないような厳しい環境に置かれた時は、この組み合わせだろうと常々思っていたが、今回もそれでいくしかなさそうだ。
少々温度が低くても、カメラが水に濡れても気にしないで済むし、その上暗くても手持ちで撮影できる。

ただそれ以前に、悪天候のため視界は十数メートルしかなく、目に映るのはほとんど白い世界で、撮影する対象が何も無かった(笑)
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