始動


午後あたりから調子が回復してきた。
丸一日くらい、ほとんど食べ物を口にしていない。
お昼に様子を見ながらスープを飲んでみたが、どうやら問題なさそうな感じ・・・(笑)

調子に乗って、家に帰ってから、昨日届いたアンプのセッティングを始めた。
サンバレーのSV-2という、845シングルのステレオ・パワーアンプである。
かのマーク・レビンソン社の社長も使っているという管球アンプである。

ところがこれが重い。
重量が40kgほどなので、いけると思ったのだが、脂汗が出てくるほど重い。
箱から出すのにも苦労した。

考えてみたら、ろくに食べていないのだった。
そうか、体力が落ちているのだ。
それとも歳だろうか?
昔だったらこれくらい・・・と思ったが、やはり重いものは重い。

何とか持ち上げても、数秒間しか保持できない。
管球アンプはトランスが重いので、重量バランスが悪くて持ちにくいこともある。
途中まで運んでは休み、運んでは休み・・を繰り返した。
ひざの上に乗せて一休みしたら、数秒でひざが痺れてくるくらい重い。

換気を考えてのことだが、棚の一番上にアンプを置く場所を用意した。
そこに乗せるのが大変な作業だった。
下まで持ってきて、30分位休んで体力の回復を待った。
そして意を決して一気に持ち上げた。

まったくオーディオフリークというのは馬鹿である。
病み上がりに何でこんな重労働をしなければならないのか。
しかも、やらないよりやった方が元気になっている(笑)
少々腰が痛いが気にしない。

やっとの思いでアンプを乗せて、真空管の入った箱を空けたら、取扱説明書が入っていて、「一般の方が一人で持つ限界を超えています。移動時は最低2人で持つことを考慮して・・」と書かれていた(笑)
正直言って、当分この場所から動かすのは嫌だ。

早速、真空管を挿し込んで電源を入れてみた。
少しハムノイズが聞こえるが気にしない(笑)
スピーカーはJBL4425をつないで、入力はジェフ・ロウランド マニトウからの出力をアンバランスに変換して入れてみた。

まだ聞き出して間もないが、ごくまっとうな普通の音である。
特に真空管的という印象はない。
もしかするとプリアンプとの相性が良くないかもしれない。
まあ、これからいろいろな組み合わせで、もっとじっくりと聞いてみる。

それから、噂通り熱は相当のものだ。
電源を入れると程なく部屋が暖かくなって、薄着になって聞いている。
オイルヒーターを買う必要がなくなった(笑)
冬だからまだいいのだが・・・
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