雪のお正月


D3 + AF-S NIKKOR 14-24mm F2.8G ED(上の写真)

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結局日光に滞在中は、ずっと雪が降り続いていた。
昨日までは地面が見えていたというから、大晦日に急に世界が変わってしまったらしい。
ほとんど日が射すことはなく、重い雲に覆われたグレーの世界であった。

カメラの機材をいろいろ持っていったが、使用したのはD3のみで、D3Xも三脚も一度も使わなかった。
山奥や湖に行くと、猛烈な風に見舞われて体感温度は相当低く、立っていると耳が千切れそうになる。
撮影は程々にして、ホテルに帰って部屋でのんびりした。

不況にもかかわらず、例年になく宿泊客が多いような気がした。
駐車場も一杯で、食事の時も賑やかである。
休みが短いので海外脱出組が国内に変更したのか、あるいはホテルが積極的にツアーを組んだのか・・・





夜は温泉に入ったが、ためしに露天風呂の方に行ってみた。
内風呂から外に通じるドアを開けて、石で作られた露天風呂までほんの数メートルなのだが、そこを素っ裸で歩いていかなければならない。
足元には雪が積もっていて、しかも強風にさらされて表面には風紋が出来ている。
そこを素足で足跡をつけながら進むのだ。

風に雪が舞い上がり、ちくちくと体に降りかかる。
その中を震えながら駆け抜けて行った。
慌てて湯船に飛び込み、熱いお湯が注がれているところまで避難する。
物好きは僕だけのようで、他には誰も入っていなかった(笑)

体は温かいが顔から上は氷点下で、頭の上に乗せた手ぬぐいが半分凍っている。
さすがにここまで温度差が激しいと快適とはいえない。
かえって体に悪いような気さえする。
これは堪らないと、早々に内風呂に引き上げた。





2泊して東京に帰宅した。
いろは坂を下りてくると、みるみる気温が上昇していき、日光市内で0度前後、高速に乗ると程なくプラスになった。
ずいぶんと暖かく感じる。

しかも青空が広がり、快晴といっていい天気になった。
東京が近付くと10度を超えて、暑くてコートを脱いだ。
こちらはずっと快晴だったと聞き驚いた。
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